フラット35の選び方・選ぶポイント

フラット35は、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して提供されます。同じフラット35でも、扱う金融機関によっていろいろな違いが出てくることに気をつけましょう。フラット35の選び方で注目したいポイントと金融機関ごとの特徴について、くわしく紹介していきます。

※記事内の金利や条件・商品内容などは、全て2018年9月現在のデータです。

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フラット35を選ぶときのチェックポイント

フラット35を比較する際には、金融機関独自に設定できる項目に注目します。とくに選ぶ際に注目したいポイントを項目ごとに見ておきましょう。

金利水準

住宅金融支援機構のホームページで、年数に応じた下限金利と上限金利が公表されます。下限金利近くでの貸し出し実績がある金融機関ほど有利な条件が適用される可能性が高く、優先的に考えたいところ。頭金のパーセンテージによって金利水準を分けている金融機関も多いため、どんな条件でどのくらいの金利になっているかを調べましょう。

事務手数料

事務手数料は、住宅ローン申込をする際の手間賃として支払うものです。借入額に応じて金額が決まる「定率制」もしくは「定額制」の2種類のうち、金融機関が定めている方法で支払います。

定率制同士の比較なら、パーセンテージが低いものほど有利です。たくさんお金を借りる場合は定額制の方が安くあがることも多く、想定している借入額を使った計算結果で比較しましょう。金利水準と事務手数料を合算して考えた実質金利による比較も、場合によっては必要です。

想定している借入期間・借入額で総返済額をシミュレーション、計算結果を比較すると、どの金融機関が有利か明確になります。

金融機関独自の特典

イオン銀行フラット35の契約者はイオングループの買い物が5%オフになる・りそな住宅ローンフラット35を契約すると「りそなクラブポイント」1万ポイントプレゼントなど、金融機関独自の特典もチェックしましょう。

楽天銀行のフラット35では、ローン返済口座に楽天銀行を指定すると事務手数料が優遇される特典があります。

住宅ローン契約をするからには、その金融機関と10年や20年と非常に長期間のおつきあいになることが前提です。金利や手数料以外の隠れた特典にも注目して、金融機関を選択しましょう。

団体信用生命保険

フラット35の団体信用生命保険に上乗せで、金融機関独自の保障をつけられるローンもあります。家族のことを考えるなら、なるべく手厚い保障の団信を選択するのがおすすめ。

ガンや脳卒中、高血圧症など、8大疾病保障がついた団信を契約できる金融機関は安心です。なお、住宅ローンの団信はあえて最小限に留めて、他の生命保険で保障を充実させる方法もあります。

どんな方法で自分がもしものときの保障を用意するかは、人それぞれの判断によるところ。住宅ローン契約と合わせて、生命保険の既存契約見直しも考えてみましょう。

フルローンの可否

フラット35では、10%以上の頭金を入れられると金利が優遇される制度があります。このシステムを有効活用するために、頭金分を金融機関独自のローンでまかなってくれる金融機関は良心的。金融機関独自のローンとの掛け合わせでフルローン契約できるかどうかも、重要なチェック項目です。

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金利で選ぶ!フラット35のおすすめ金融機関

金利からフラット35を選ぶ際には、機構団信付き・借入9割以下・借入期間21年〜35年など、横並びの条件をチェックします。住宅ローン比較サイトでは「金利Aプラン」など特定の条件がついた優遇プランの金利を掲載していることもあるため、注意しましょう。スタンダードなプランの金利条件を比較することにより、競争力がはっきりします。

・ARUHIフラット35

借入期間 9割以下 9割超
15年~20年 年率1.310% 年率1.750%
21年~35年 年率1.390% 年率1.830%

 

・楽天銀行 フラット35

借入期間 9割以下 9割超
15年~20年 年率1.310% 年率1.750%
21年~35年 年率1.390% 年率1.830%

 

・住信SBIネット銀行 フラット35

借入期間 9割以下 9割超
15年~20年 年率1.310% 年率1.750%
21年~35年 年率1.390% 年率1.830%

 

見ての通り、基本的には横並びです。より低金利を求める人なら、フラット35(保障型)を選択肢に含めてみましょう。フラット35(保障型)とは、住宅金融支援機構が保証会社の役割を担ってくれる住宅ローンです。

返済不能になるまで住宅金融支援機構が出てくることはなく、金融機関独自の住宅ローンに近いイメージ。

団信も金融機関が独自で行っているものに加入することになり、頭金のパーセンテージや審査基準も金融機関ごとのルールにゆだねられます。

フラット35(保障型)の商品例として、ARUHI スーパーフラットの金利水準を見ておきましょう。

・ARUHIスーパーフラット8

借入期間 団信未加入
15年~35年 年率1.010% 年率1.290%

 

ARUHIスーパーフラット8は、頭金2割以上が条件のプランです。自己資金をたくさん用意できる=信用力が高いとして、買取型のフラット35よりも0.1%低い金利になっています。ARUHI以外にフラット35(保障型)を扱っている金融機関として、日本住宅ローン・財形住宅金融・広島銀行があげられます。関心がある人は、金利水準を調べてみても良いでしょう。

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事務手数料で選ぶ!フラット35のおすすめ金融機関

定率制を採用している金融機関の中では、優良住宅ローンが有利です。ARUHIや住信SBIネット銀行と比較すると1.3%以上も手数料を安くしていて、初期費用を抑えたい人にとっては魅力的な会社でしょう。

住宅性能評価物件はさらに0.3%の優遇があり、0.5%とフラット35内最安値水準の手数料になっています。

◎定率制
・優良住宅ローンフラット35:融資金額の0.80% ※最低108,000円
・楽天銀行 フラット35:融資金額の1.404% ※最低108,000円
・りそな銀行フラット35:融資金額の1.836%
・住信SBIネット銀行 フラット35:融資金額の2.16% ※最低108,000円
・ARUHIフラット35:融資金額の2.16% ※最低216,000円

りそな銀行を除く金融機関では、手数料の最低水準が決まっています。少額の借入だったら、定額制の金融機関を選択するのも一案でしょう。たとえば、みずほ銀行やイオン銀行のフラット35が良い例です。

◎定額制
・みずほ銀行フラット35:32,400円 ※手数料定額型の場合
・イオン銀行フラット35:54,000円※手数料定額タイプの場合

みずほ銀行・イオン銀行ともに、手数料定額を選択した場合は、金利が少し高くなります。最初に支払うお金を少なくする分、毎月のローン返済負担を重くする考え方です。

最終的にどちらが有利になるかは、個別のシミュレーションを行わないと分かりません。「何となく割安に感じる」とイメージだけでは決めず、自分なりの根拠に基づいた選択が大切です。

独自特典で選ぶ!フラット35のおすすめ金融機関

りそな銀行・みずほ銀行・イオン銀行は、住宅ローン契約者に対するうれしい特典に力を入れている金融機関。それぞれ、以下のような特典が期待されます。

・りそな銀行
コンビニATM利用手数料が月3回まで無料になったり、振込手数料を月3回まで半額にしてもらえたりと、魅力的な特典がつきます。

Tポイントや楽天スーパーポイントに交換できる「りそなクラブポイント」の付与率もアップ。住宅ローン契約を機に給与受取口座をりそな銀行にしたりデビッドカードを活用したりすることが効率的にポイントを貯める近道です。

・みずほ銀行
みずほ銀行でフラット35を契約すると、みずほマイレージクラブ会員の特典がついてきます。みずほマイレージクラブ会員の特典は、みずほ銀行ATMの時間外手数料はいつでも無料・コンビニATMの利用手数料も月4回まで無料など、家計にやさしいものが豊富。

フラット35を完済した後にも、多目的ローンの金利を優遇してくれる特典がつきます。

その他、<みずほ>の住宅ローン パートナーセレクトとして、ハウスクリーニングが10%割引になったり引っ越し料金が15%オフになったりと、パートナー企業と提携したサービスも注目したいポイントです。新しい住まいで円滑なスタートを切れるように、総合的なサポートを受けられます。

・イオン銀行
1,000万円以上かつ借入期間10年以上の住宅ローン契約をすると、イオンセレクトクラブに入会できます。完済までずっとダイエーやイオン・まいばすけっと・マックスバリュなどのお買い物が5%オフ。

口座振替やクレジットカード経由で公共料金決済すると毎月5WAONポイント プレゼント・WAONのオートチャージ200円ごとに1WAONプレゼントなど、ポイントが貯まる特典も魅力です。

他にもイオングループ各社からの特典はたくさんあって、カードが送付されるときについてくるガイドブックで一覧を確認できます。

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団信で選ぶ!フラット35のおすすめ金融機関

住宅金融支援機構の提供している団信には、新機構団信・新3大疾病付機構団信の2種類があります。

これでは心もとないと感じる人におすすめしたい金融機関が住信SBIネット銀行とARUHIです。独自の保障を上乗せで付加できて、家族のための備えができます。

・住信SBIネット銀行 全疾病保障
がん・脳卒中・急性心筋梗塞・高血圧症などあらゆる病気やケガで働けなくなった際、その月のローン返済が免除されます。がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・肝硬変・高血圧症・慢性腎不全・慢性膵炎の8つについては、12ヶ月働けない状態になったときには残債務もすべて免除。

その他の病気やケガについては、12ヶ月働けない状態になったときに見舞金30万円・24ヶ月働けない状態になったときには残債務のすべて免除を受けられます。ここまで充実した保障なのに、保険料の別途負担はありません。

・ARUHI 団体信用生命保険(団信)
一般的な団信に上乗せして、がん保障や10種類の生活習慣病など、充実した保障がついたプランを選択できます。

がんと診断された際に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障プラン」なら毎月約240円(※)を上乗せするだけの負担。がんと診断された際にローン残高が0円になる「がん100%保障プラン」なら、毎月710円(※)くらいの上乗せです(※借入金1,000万円、金利(一般団信込)年1.0%、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしの場合)。

がん以外の病気やけがに対応するには「生活習慣病団信」を選びましょう。生活習慣病で180日以上入院したときにローン残高が0円となり、以降の返済が免除されます。

ARUHIの団信に申し込むと、24時間対応の電話健康相談やセカンドオピニオンサービスがついてくるところもポイント。育児や介護に関する相談も自由にでき、家族の健康維持に役立ちます。

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フルローンで選ぶ!フラット35のおすすめ金融機関

フラット35と合わせて活用できる独自のローンがある金融機関として、ARUHI・優良住宅ローン・住信SBIネット銀行などがあげられます。金利水準はかなり差があり、なるべく低金利で借入できる商品を選択したいところ。各金融機関の扱っているローン商品や特徴を見ておきましょう。

住信SBIネット銀行 ミスターパッケージローン
金利タイプ:変動金利タイプ・固定金利特約タイプ
参考金利:年率1.600% ※変動金利の場合
借入期間:フラット35の融資期間以内
融資金額:建設費や住宅購入価額の10%以内

ARUHIフラットα
金利タイプ:変動金利
参考金利:年率3.195%
借入期間:フラット35の融資期間以内
融資金額:100万円以上。フラット35との合計で200万円以上8,000万円以内

優良住宅ローン プラスワン
金利タイプ:変動金利
参考金利:年率2.725%
借入期間:フラット35の融資期間以内
融資金額:50万円以上物件価格の10%以内。フラット35との合計8000万円を超えない範囲。

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