親からお金を借りる!説得できる理由&贈与税について

どうしてもお金が必要なときに、親を頼ることができたらありがたいですよね。

返済が遅れても親なら激しく取り立てられることもないですし、消費者金融みたいに金利18%なんて設定されることもないですし!

でも、親からお金を借りる時には、まず説得力のある理由が必要になりますし、場合によっては「お金をあげた」とみなされて贈与税がかかってくることもあるので注意が必要です。

親からお金を借りる上手な方法と贈与税について解説します。

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親からお金を借りる前に考えること

親から借金してはいけないということはありませんが、自立という意味ではどうしても他から借りられなかったときに親に頼み込むというのが良いかもしませんね。

まずは親からお金を借りたときに起こりがちなことを確認していきましょう。

関係が近いからこそお金の貸し借りは精神的にキツい

親・兄弟・友達など、関係が近い人とお金の貸し借りをすると、思っている以上に精神的な負担がかかります。

お金を借りた方は申し訳ないという気持ちが完済するまでずーっと続きますし、お金を貸した方はちゃんと返してもらえるのかな?という不安が続きます。

お互いに対してモヤッとした気持ちがあるのに、表面上はいつものように振舞わないといけないという状況を想像すると、大変そうじゃないですか?

関係性が近いからこそ信頼を失わないために、返済は計画どおりきちんと行うようにする必要があります。

「お金に困っている」と心配される

しっかりとした理由がある一時的な借り入れなら大丈夫ですが、お金を借りる理由が生活費などの漠然としたものであれば、「この子、お金の管理が自分でできてないのかな?」と思われることは確実です。

親子という近い関係だからこそ親は心の底から心配するでしょうし、子供は引け目を感じてしまいます。

まだ未成年だったらお金の問題も常識的な範囲ならある程度は許されますが、年齢を重ねているほど親も複雑な気持ちになり心配度も上がるでしょう。

お金を借りた引け目は感じつつも、心配する気持ちをうるさく感じてしまうこともあるかもしれません。

こうなると家族の歯車がうまくかみ合わなくなり、口喧嘩に発展してしまうこともあります。

親からの借金はとにかく精神面の負担が重い

親からお金を借りる前に覚悟しておきたいのは、とにかく精神的負担が大きいということ。

お金を借りているという引け目を感じてるのに、3度の食事は作ってもらい、洗濯や掃除もしてもらい・・・という状況におかれると、自分がとても情けない人間のように思えてくることもあると思います。

こういった精神的負担に耐えるくらいだったら、誰にも内緒で消費者金融などでお金を借りて、計画的に返済した方が気持ちの上ではラクかもしれませんよ。

親からお金を借りるということは、精神面でのキツさがあるということを十分に理解した上で、上手に借りる方法を考えていきましょう。

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親からお金を借りるための最適な理由

いちばん良いのは正直に話すことです。

ギャンブルで作ってしまった借金でもクレジットカードの支払いが厳しいから貸して欲しいでも、正直に理由を話すのがいちばんです。

なぜ、嘘をつかないことが良いのかというと、それがいちばん誠実な姿勢だから。それに、嘘をついてお金を借りられたとしても親にはバレていると思いますよ。

ウソをついてお金を借りたことが後から分かったときの親の気持ちを考えると、どんな理由であれ正直に話すのがいちばん良いことです。

とはいえ、長い人生ですから本当の理由なんて話せないよ!という状況もありますよね。

ここはあえて嘘も方便でいきたい!というときのために、年代別の言い訳を考えてみました。

親からお金を借りる最適な理由:中学生~高校生編

中学生、高校生の本分はやはり勉強なので、「勉強につかうお金」というのはしっかりとした理由になるでしょう。文房具の購入、参考書の購入、勉強に関するアプリの購入などですね。

ただし、これらは親から「買ったものを見せない」と言われたときにすぐに見せられないと辻褄が合わなくなってしまいます。

見せられないからといって「友達に貸してる」なんて言ってしまうと、友達も巻き込んでしまいますし、嘘に嘘を重ねることになり自分が辛くなってしまいます。

部活や習い事で使うものを買いたいからと嘘をついても、レシートを見せなさいと言われたら終わりです。

結論を言うと、中高生は嘘をつくべきではないです。お金が必要な理由を正直に話すのがいちばん良い方法です。これはもう間違いありません。

正直に話すともしかしたらお金を借りられないかもしれませんし、怒られるかもしれません。

でも、嘘をついてまでお金を借りてしまったことは不思議と大人になってからも忘れないもので、後々まで自分にわだかまりを作る原因になってしまいます。

中高生がお金を借りたいときは、借りたい理由を正直に話しましょう。

ここでポイントになるのが、真剣さと誠実さをしっかりアピールするために借りたお金の返し方まできちんと考えていることを伝えること。

アルバイトをしている高校生なら、お給料日に毎月3,000円ずつ必ず返すとか、中学生なら毎月のお小遣いの中から相殺してもらうなどを約束します。
借用書を用意しておくと信頼度はさらに増します。

しかし、ぶっちゃけると、中高生にわたしたお金を返してもらおうと思っている親はそんなにいません。

むしろ「お金をもらった対価として、こういったことを頑張るからお願いします」という姿勢の方が聞く耳を持つ親の方が多いでしょう。

「食べた食器を毎日流しに持って行く」「自分の洗濯物は毎日たたんでしまう」「妹・弟の面倒を今まで以上にみる」などのお手伝いは、子供が思っている以上に親としては本当に助かることなので、やってくれるならお小遣いをわたそうかな?と思ってくれるかもしれません。

また、「テストで〇点を取れるように勉強をがんばる」も嬉しいこと。そして、こういった頑張りは自分のためにもなることです。

裏技としては兄弟・姉妹がいたら味方についてもらえないか相談してみても良いでしょう。それから、両親のうち自分に甘いなと感じるほうに先に相談してみるという手もあります。

借りたお金をお金で返すのか、お手伝いなどの頑張りで返すのかは、自分で考えるべきことです。そして決まったことは必ず実行するようにしましょう。
お金を借してもらえたらきちんとお礼も伝えて下さいね。

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親からお金を借りる最適な理由:大学生編

大学生の場合は、親と同居しているか・していないかで変わってきます。

上京して一人暮らしをしているようなら「生活費が苦しいから助けてほしい!ホントにごめん!」といったものでもお金を貸してもらえることもあると思います。

または、サークル活動に思ったよりお金がかかる。けど、就職に有利っぽいから続けたいとか、「将来の自分のため」を思わせるようなことも理由になります。

親と同居しているなら、言い方は悪いですが勉強にかかるお金をでっちあげるという方法があります。

「資格試験の申し込み費用がかかる」「レポートの参考にしたいから展示会を見学に行きたい」「英語を勉強したいから英会話カフェに通いたい」などです。

社会人になったらしっかり働いて返すから、という約束をすると貸してもらいやすいでしょう。

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親からお金を借りる最適な理由:働く大人編

大人が親にお金を借りたいときには、借りたい理由よりも 返済の仕方をしっかり用意しておくことが大切です。

完済までの期間、毎月の返済日、返済額などの返済方法を事前に準備して、この計画を実行するからお金を貸して欲しいということを誠心誠意頼んでみましょう。

借りたい理由がどうしても必要なら、本当の理由がギャンブルや飲み会だったとしてもそれは言わない方が良いかもしれませんね。

こういったことはよほど意志が強くない限り、ずるずると続けてしまうものです。お金を貸す方も「1度だけなら良いけど、今貸してしまうと続けてしまって本人のためにならない」と判断してしまいます。

結果、お金を貸してもらえないという可能性が高いでしょう。

当然ながら遊興費が自分の稼ぎを超えてしまうのは良くないことですが、大人になればなるほど理由もつけやすいものです。

「会社の人の結婚式が続いてご祝儀で生活が厳しい」「仕事で必要な資格試験があるんだけど受講料が高いから助けて欲しい」などでも理由になります。

運転免許がとりたい、車・バイクが欲しいなど大きなお金が必要な場合は、変な言い訳をせずに正直に話してみるのが良いと思います。

社会人なんだから自分でローンを組んでお金を借りろと言われるかもしれませんが、返済計画次第では貸してもらえることもあるでしょう。

家を建てたいから頭金を借りたいなど、マイホーム計画で借金を考えているときも正直に相談すべきです。

しかし、親からお金を借りて家を建てると、同居問題がおこったり親からの干渉が激しいという話もよく聞きます。

場合によっては住宅ローンで済ませた方が住みやすい家になるということもあるかもしれませんね。

そして、働いている社会人が親からお金を借りるなら、きちんと完済しなければいけません。

「毎月3万円返す」「次の給料でまとめて返す」など、具体的な返済計画も伝えるようにしましょう。

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親からお金を借りる最適な理由:主婦・専業主婦編

自分の収入がない専業主婦、パート・アルバイト代だけでは足りないという場合は、その理由によっては親ではなく旦那さんに相談して家計そのものを見直すべきです。

そのうえで親を頼るなら、「子供の教育費」といったような、親からすると孫にかかる費用を理由にすると借りやすいかもしれませんね。

進学塾に通わせたいから費用をサポートして欲しいとか、将来の進学に備えて貯金をしておきたいから少し助けて欲しいなどでしょうか。

ただし、これは自分の子供を巻き込んでしまう方法ですし、場合によっては配偶者の親にも知られてしまうかもしれません。

子供をだしにするとそういったリスクも発生することは覚えておきましょう。

また、結婚しているくらいの年齢の方の親というのは、その親自身が将来のことを考えて貯蓄や投資を行っていることもあります。

子供や孫に迷惑をかけないようにと一生懸命働いて溜めたお金を借りようとしていることを忘れてはいけません。

無事にお金を貸してもらえたら、計画どおり返済していきましょう。

親からお金を借りたら贈与税がとられるって本当?

借りたお金なのに贈与税?と思われるかもしれませんが、大きなお金を借りるときには本当に注意が必要です。

贈与税って何?

贈与税とは相続時以外に財産の一部を無償でもらったときに課せられる税金のことを言います。

贈与税の申告は自己申告になるのですが、言わなきゃバレないといったものではなく、相続や不動産登記をする際の税務署調査でわかってしまいます。

また、税務署は過去約10年間の銀行口座の履歴を調査する権限を持っているので、すぐにはバレなくても何かあったときに10年前の相続税未払いがバレてしまうというケースもあります。

贈与税を申告しないということは脱税になるのでペナルティも発生します。

ですので、親からお金を借りるときは「贈与じゃなくて借金」ということを明確にしておく必要があります。

いくらもらうと贈与税がかかるの?

結論から言うと、年間110万円以下ならお金をもらっても贈与税はかかりません。

とはいえ110万円って毎月に換算すると9万円ちょいなので、家賃+仕送りをもらっている学生などは超えてしまいそうですよね。

この点は安心してください。相続税法第21条の3の2において、「扶養義務者相互間において生活費又は教育費に充てるためにした贈与により取得した財産のうち通常必要と認められるもの」と決められているんです。

<参考>:e-Gov 相続税法 贈与税の非課税財産

ただし、仕送りであっても数年分を1度にわたした場合や、仕送りの目的が学費や生活以外である場合は課税対象となってしまいます。
仕送り額が極端に多い場合も課税されます。

贈与税っていくらかかるの?

贈与税の計算式はこうなっています。

課税価格(贈与財産-110万円)× 贈与税率 - 控除額 = 贈与税額
課税価格 税率 控除額
200万円以下 10% なし
400万円以下 15% 10万円
600万円以下 20% 30万円
1,000万円以下 30% 90万円
1,500万円以下 40% 190万円
3,000万円以下 45% 265万円
4,500万円以下 50% 415万円
4,500万円超 55% 640万円

 

課税価格は1年間に贈与された金額から基礎控除の110万円を引いた額になります。

300万円を贈与された場合は、300万円-110万円に税率の10%をかけた金額から控除額を引いた金額が贈与税額となるわけです。

190万円× 10% - 0円 = 19万円

年間に300万円を贈与した場合は、贈与税として19万円支払う義務があるということになります。

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贈与とみなされないためには?

★贈与とみなされないための対策
1.借用書を交わす
2.金利を1%とする
3.返済は証拠が残る口座振り込みにする

順番に説明します。

借用書を交わす

もらった(贈与)ではなく借りたということをハッキリさせるために借用書を用意しましょう。

借用書に書く内容は、

・借用書を作成した年月日
・手書きで氏名と住所、印鑑
・借入金額を大字で記載
・金額の受け取った年月日
・返済方法:毎月25日に●●銀行〇〇支店に振り込むなど
・返済期日の年月日
・金利:年1%と記載
・遅延損害金など返済が遅れたときの決め事

厳密な書式はありませんので、箇条書きでも大丈夫です。

気を付けるところは、氏名と住所は手書きにして押印すること。それから金額の数字は後から改ざんできないように大字で書くことです。

★アラビア数字と大字対応表

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
100
1000 仟(阡)
10000

 

10万円:壱拾萬円
20万円:弐拾萬円
30万円:参拾萬円

それから、「金壱拾萬円」と金額の前に「金」をつける場合は、金と金額の間を空けないようにします。間に別の数字を入れらないようにするためです。

また、文字が消せる鉛筆やフリクションではなく普通のボールペンなどを使いましょう。

お金を借りたという事実が明確にわかる必要があるので、日にち欄は年月日を必ず記入してください。

金利を1%とする

親から借りたお金に利息がつくの?という感じもしますし、親も利息で儲けたいとは思っていないでしょう。

金利をつけるのも贈与税とみなされないためです。

特に借り入れ金額が大きい場合、利息をつけないと「借金であっても利息分得をするのはおかしい」と、元金は借金扱いになっても利息分に贈与税がかかることもあります。

金額が少ないときも金利欄は必ず用意して「無利子」と記載しておきます。

ちなみに金利は1%じゃなくても構わないのですが、1%が妥当な金利として認められる最低ラインになります。

借り入れではなく贈与にした方が良い場合もある

親から111万円など110万円を若干超える金額を借りた場合は、金利1%の借り入れとせずに111万円の贈与とした方が良い場合もあります。

なぜなら、111万円を1年間借りた場合の利息は1万1千円なのに対して、111万円から基礎控除をひいた1万円にかかる税金は1,000円だから。

贈与税として税金を払っちゃった方が利息よりも安いんです。

とはいえ、借金なら身内だけの話で済むというメリットも大きいので、どちらにするのかは貸主の親と一緒に検討する必要があります。

返済は証拠が残る口座振り込みにする

手渡しで返済してしまうと、返済をしている証拠が残りません。たとえ同居している親からの借金であっても、贈与と思われないために必ず履歴が残る口座振り込みで返済していきましょう。

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まとめ:親から借りるからこそ信頼関係が崩れないように

親だからといって子供にお金を貸すことが当たり前ではありません。善意で貸してくれるわけなので、返済が滞ると関係が悪くなってくることもあります。

よそからお金を借りるくらいなら親から借りてもらったほうがマシと考える親もいますし、貸さなかったがためにもしものことがあったら・・・と心配をする親もいるでしょう。

しかし、こういった親心を手玉に取ってお金を借りるのは絶対ダメ!社会通念に反するようなオレオレ詐欺的な借り方もダメです。

そして、いちばん良い頼み方は、嘘をつかずに困っていることを相談することということも覚えておいてくださいね。

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