住宅ローン返済中はマイカーローンを組むのは難しい?

マイカーローンでお金を借りることを検討している方の中には、すでに住宅を購入していて住宅ローンをもう組んでしまっているという方もいるかもしれません。

住宅ローンを返済している状態でマイカーローンの審査に通るのか不安…とお悩みではないでしょうか?

また、まだ住宅ローンもマイカーローンも借りていないものの近い内に両方借りる予定がある方も両方とも融資が受けられるか心配になっている方もいるかもしれませんね。

この記事では、住宅ローンを返済中でもマイカーローンでお金を借りられるか?をはじめ、住宅ローンとマイカーローンの両方でお金借りる予定のある方はどのようなことに気をつければよいのか?詳しく解説していきます。

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住宅ローン返済中にマイカーローンを組むためのポイント

結論から言うと、住宅ローンでお金を借りていてもマイカーローンを組むことは可能です。しかし、他に借り入れが全くない状況よりは審査にひっかかりやすいことも事実です。

では、どんなことに気をつければ住宅ローンでお金を借りていてもマイカーローンを新たに組むことができるのでしょうか?

返済負担率が大きくなければマイカーローンでお金を借りられる

すでに住宅ローンを組んでしまっている場合であっても、返済負担率が一定の割合を超えていなければマイカーローンでお金を借りられる可能性は十分にあります。

返済負担率とは、収入に対して返済すべきお金がどのくらいあるのかを割合に表したものです。返済負担率でいうところの返済すべきお金とは、これから借りて返していくお金だけでなく、すでに借りていて返さなくてはならないお金もすべて含めて考えます。

たとえば、年収500万円の人が、住宅ローンに毎月6万円(年間で72万円)、奨学金に毎月1万円(年間で12万円)を返済している途中だとします。

そこで、マイカーローンで新たにお金を借りようとすると毎月2万円(年間で24万円)返すべきお金が増えるとしましょう。

すると、年間で返すべきお金は、住宅ローン72万円+奨学金12万円+マイカーローン24万円=108万円となります。

この場合の返済負担率は、108万円÷500万円✕100=21.6%となります。

この場合であれば、新たに借りようとしているマイカーローンを入れても返済負担率が30%を超えない範囲ですので、他の審査項目に難がなければ審査に通過する可能性が高いと考えられます。

ただし、例では住宅ローンやマイカーローンの返済額を低めに計算しました。実際、住宅ローンの支払いに毎月10万円くらいかかるご家庭も珍しくはありません。

また、新たに借りようとしているマイカーローンの返済額がこの例よりも大きくなることもしばしばあるでしょう。

もし、この例で住宅ローンの支払いを毎月10万円(年間で120万円)とすると(120+12+24)万円÷500✕100=31.2%となり、審査に通過するかしないかギリギリのラインになってきます。

さらに、マイカーローンの返済額を毎月4万円とすると、(120+12+48)万円÷500万円✕100=36%となり審査に通りにくくなると考えられます。

一般的に、返済負担率が35%前後を超えてくるとマイカーローンの審査に通りにくくなると言われています。

返済負担率が何%になると審査に落ちてしまうのかは、借りるところにもよりますし、公表されているものでもありませんのではっきりと何%までなら大丈夫ということはできませんが、金利が安いなど審査が厳しめのところであれば30%を超えると審査を通過できなくなる可能性もあります。

よりよい条件のマイカーローンを組むためにも、できれば返済負担率は30%までに抑えたいところです。

マイカーローンは借りる金額が千万円単位なので、どうしても返済負担率に占める金額が大きくなってしまいます。すべての金融機関で、とは言い切れませんが、住宅ローンに関してはマイカーローンの審査をするとき若干の補正をして返済負担率を計算してくれることもあるようです。

また、返済負担率の計算に入れる返済すべきお金の例として、住宅ローンや新たに借りようとしているマイカーローンのほかに奨学金を挙げました。

他にも、スマホ本体を割賦払いで購入している方はそのお金や、テレビショッピングや家電量販店で分割払いを選択していて支払い中の場合はそちらのお金も計算に入れることになります。

そうした住宅ローン以外の借り入れは、住宅ローンのように補正をして計算をしてもらえるわけではありません。

完済できるものはなるべく完済しておいたほうが心象もよく返済負担率も減らすことができるため審査に通りやすくなります。

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気をつけるべきローン申し込みのタイミングとは?

住宅ローンの借り入れとマイカーローンの借り入れを同時期に検討している方に注意していただきたいのが申し込みのタイミングです。

住宅ローンとマイカーローンでは、先に審査の厳しい住宅ローンの方を借りるようにしてほしいのですが、住宅ローンの申し込みをしたすぐ後にマイカーローンを申し込むと、どちらも審査に落ちてしまう可能性があります。

これはどういうことでしょうか?
住宅ローンの仮審査の時点ではマイカーローンの申し込みをしておらず、借り入れ可能という結果であったあとしても、その時と条件が変わってしまっているので住宅ローンの本審査に落ちてしまう可能性があるのです。

また、マイカーローンのほうも同様に、住宅ローンの借り入れが不確定では審査のしようがなく、審査に落ちてしまうことになりかねません。

では、どうすればいいのかというと、住宅ローンの融資が開始されてからマイカーローンに申し込むようにしましょう。

住宅ローンの融資が開始される頃には住宅ローンの借り入れに関する情報が信用情報に登録されているので、マイカーローンの借り入れを申し込んでも、住宅ローンについて不確定だから審査に落とされるということを避けることができます。

頭金を支払えるならマイカーローンへ

もし、住宅や自動車を一括購入するまではできないけれど、貯蓄も残しつつある程度まとまったお金が手元にあるとします。

住宅ローンとマイカーローンをほぼ同じ時期に借りることを検討していて、どちらかの頭金にしようかなと考えた場合、どちらに頭金として入れるのがよいのでしょうか。

もし頭金にできるお金が手元にあったら、迷わずマイカーローンの頭金にしてください。もし住宅ローンを借り入れていたとしてもマイカーローンを借りる際に頭金をいれることでマイカーローンの審査に通りやすくなるというメリットもありますが、理由はそれだけではありません。

まず、金利です。
住宅ローンとマイカーローンの借り入れ金額を比較すると、いうまでもなく住宅ローンのほうが借り入れ金額が大きいです。

しかし、金利を比べると、住宅ローンの金利はマイカーローンよりも金利が低いことが多いです。とくに、マイカーローンのなかでも銀行などの金融機関ではなくディーラーで組む信販系のマイカーローンでは金利が住宅ローンの何倍にもなることがあります。

金利の高い借り入れのほうに頭金を使って元金を減らしておくことで、利息の節約にもなります。

また、マイカーローンと住宅ローンとでは団信(団体信用生命保険)の有無という違いもあります。団体信用生命保険は、お金を借りている人に万が一のことがあれば残りのお金を支払わなくてもよくなる保険で、住宅ローンを借りる際には原則として加入することになっています(フラット35など加入しなくてよい場合もあります)。

しかし、マイカーローンを組む際には団体信用生命保険には加入しません。ということは、もし返済中に万が一のことがあれば、残された家族が残債を支払っていかなくてはならない可能性がでてきます。

そうしたことからも、マイカーローンの借り入れ金額を減らしておいた方が万が一のリスクへの備えにもなるという利点があります。

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マイカーローンでお金を借りていても住宅ローンは組める?

住宅ローンでお金を借りていてもマイカーローンを組めるかどうかについてお話してきましたが、その逆のパターン、つまりマイカーローンですでにお金を借りている場合に住宅ローンを組むということは可能なのでしょうか。

結論を端的にいうと、可能な場合と不可能な場合があります。

先ほども触れましたが、審査で重視される項目の一つに返済負担率があります。もし、返済負担率が30%未満のような収入に対して大きくない借り入れ金額で他の審査項目に問題がなければ、マイカーローンでお金を借りていても住宅ローンを組むことは不可能ではありません。これが可能な場合です。

反対に、不可能な場合は、すでにマイカーローンでお金を借りていて、新たに住宅ローンを借りようとすると返済負担率が大きくなりすぎて審査に通らないという場合や、そもそもマイカーローンなど他に借り入れがある場合は住宅ローンの融資を断ると決めている金融機関もあります。

そうした金融機関で住宅ローンを組むにはマイカーローンを完済してしまうしかありません。それができなければ住宅ローンを申し込む金融機関を変えなくてはなりません。

また、住宅ローンに自動車を購入するお金も組み込むという方法、つまり住宅ローンを水増ししてお金を借りる、マイカーローンで借りるべきお金も住宅ローンで一緒に借りてしまうという方法について言っている人もいますが、これは絶対にやってはいけません。

住宅ローンもマイカーローンも、それぞれ決まった目的にしか使えない目的ローンであり、住宅に関することは住宅ローン、自動車に関することはマイカーローン…と使途が決まっています。

使いみちが決まっているから金利が安いというメリットを享受できるという側面もあるのです。また、住宅ローンの場合は住宅ローン減税を受けることができる場合もあります。

その際に、もし、自動車の費用を住宅ローンで借りていたとしたら車の費用のぶんまで減税を受けることになってしまいます。

住宅ローンを水増しして借りてマイカー資金に充てることは違法行為にもつながりますのでやめましょう。

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住宅ローン返済中はマイカーローンを組むのは難しい?「まとめ」

住宅も自動車も決して安い金額の買い物ではないぶん、ローンを組まなくてはならない方や貯蓄を手元に残しておくためにローンを利用する方も少なくないはずです。

まだ住宅ローンもマイカーローンも借りていない状態で、両方のローンを同時期に借り入れることを検討している方は、まずは住宅ローンに申し込み、住宅ローンの融資が開始されてからマイカーローンに申し込むようにしましょう。

住宅ローンの審査はマイカーローンの審査よりもより厳しく、マイカーローンを抱えたまま住宅ローンに申し込むのはできれば避けたいということと、両者の借り入れ状況が不確定という理由で審査落ちを避けるという理由からです。

とはいえ、もうマイカーローンでお金を借りてしまっているよ…という方も、返済負担率に余裕があれば住宅ローンの借り入れが可能なこともあるので安心してください。

同様の理由で、住宅ローンを返済している方でも返済負担率が一定の割合を超えてこなければマイカーローンを新たに借り入れることは十分に可能です。

「住宅ローンを借りているから(マイカローンを借りているから)、マイカーローン(住宅ローン)は組めない」ということではなく、あくまで返済負担率がどうなるのか?ということが大切です。

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