マイカーローン繰り上げ返済のメリット・デメリット

マイカーローンを全額繰り上げ返済、一部繰り上げ返済(期間短縮型・返済額減額型)した時のメリット、デメリットを解説します。

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マイカーローン繰り上げ返済の種類

マイカーローンの繰り上げ返済には、一括繰り上げ返済(全額繰上返済)と一部繰り上げ返済があります。

一括繰り上げ返済(全額繰上返済)は、ローンをすべて返済し終える最終返済日の前に、借入残高を一気にすべて返済することをさしています。

一方、一部繰り上げ返済は、返済期間中に毎月の返済とは別でまとまったお金を元金の一部の返済に支払うことをさしています。

さらに、一部繰り上げ返済には期間短縮型と返済額減額型の二種類があります。

期間短縮型では、繰り上げ返済後も毎月の返済額は変わらないままですが、返済する期間を短くすることになります。

返済額減額型では、返済期間は繰り上げ返済後も変わらないままですが、毎月の返済額を少なくすることができます。

期間短縮型を選ぶか返済減額型を選ぶかによって得られるメリットが異なります。

たとえば、200万円を3.5%の金利で借り入れ5年間かけて返済する計画を立てていたとします。2年後に50万円を一部繰り上げ返済をするとして、

期間短縮型の場合は、返済回数が14回減り、総返済額は繰り上げ返済をしない場合と比べて42,500円少なくなります(42,500円分の利息が節約できたということです)。

一方、返済額減額型を選択すると、総支払額は26,685円節約できます。毎月の返済額は繰り上げ返済前までは36,383円だったのが繰り上げ返済後からは月に21,335円で済むようになります。

新たにローンを組む予定のある方などなるべく早く支払いを終えてしまいたい方や総返済額を効果的に減らしたい方は期間短縮型を選び、とにかく毎月の負担を少なくしたいという方は返済額減額型がおすすめです。

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マイカーローンで繰り上げ返済をするメリット

繰り上げ返済を行うことで元金を減らすことができます。利息は元金に対してかかってくるので、元金が減るということは利息も減り、総返済額を少なくすることができます。

また、返済期間を短縮して早く返済を終えることができれば、自動車の買い替えやマイホームの購入など新たにローンを組まなくてはならないときに支払っているローンがないことや返済した実績があることから審査に通りやすくなるなるメリットもあります。

マイカーローンで繰り上げ返済をするデメリット

繰り上げ返済にはある程度まとまったお金が必要です。貯金を崩すなどして無理にお金をかき集めて繰り上げ返済をすると生活が苦しくなってしまい新しく借金をしなくてはならない状況になるかも知れません。

また、金融機関によっては繰り上げ返済をするときに手数料が必要になる場合もあります。

金融機関は返済時に受け取る利息によって利益をあげていることを考えると、繰り上げ返済をされてしまうと返済期間が短くなって長期的に利息収入がとれなくなったり、元金が減って借入先の受け取れる利息が減ったりしてしまうので、借入先が繰り上げ返済に対して手数料を取るというのも仕方がないことなのかもしれません。

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マイカーローンの一括繰り上げ返済のときの計算方法と注意点

一括繰り上げ返済をする場合、どのくらいのお金が必要なのかは契約時の返済予定表を確認することで知ることができます。

ただ、手元に返済予定表がない場合、自分で大雑把に計算しようとしている方もいるかもしれません。そのときに注意してほしいことがひとつあります。

それは利息の部分です。100万円のローンを24回払いで借り、10回目の支払いが終わった時点で一括返済をするとしましょう。

単純に、100万円から200÷24✕10を引き、残りはだいたい58万円くらいか!…と見積もっていると間違ってしまいます。

毎月返済しているお金は、元本と利息を合わせたものです。毎月の返済額から利息を引いたものが元本になるので、思っているよりも元本が残っている場合も少なくありません。

繰り上げ返済を考えている場合で、手元に返済予定表がない場合は借入先に繰り上げ返済を考えていることを伝えていくら残っているのかを教えてもらうか、もう一度返済予定表をもらうようにすると間違いがありません。

また、銀行などではなくディーラーやいわゆる信販系のマイカーローンを組んだ人の中にはアドオン方式での金利が適用されている場合もあります。

アドオン方式では、利息の総額と元本を合わせた金額を分割回数で割り、基本的には契約した回数で返済することになっています。

もし、アドオン方式のマイカーローンで繰り上げ返済を行う場合、78分法という計算方法で戻し利息を計算することが多いようです。

ディーラーや信販系の会社からマイカーローンを借り入れている人は、自分の金利がアドオン方式ではないか、また、その場合繰り上げ返済をするときにどのように戻し利息を計算するのか、借入先に尋ねたほうがよいでしょう。

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マイカーローンの繰り上げ返済が効果的なタイミングとは?

繰り上げ返済を行うタイミングは早ければ早いほど節約効果が大きいです。

試しに、200万円を3.5%の金利で借り、5年の返済期間で返すシミュレーションをしてみます。もし、1年後に50万円を一部繰り上げ返済すると61,357円の利息が節約できます。

これが2年後だと42,500円、3年後だと24,243円となります。おなじ50万円の繰り上げ返済をするにしても、そのタイミングによって節約できるお金に差が出てきてしまうことがおわかりいただけると思います。

残債方式の場合、月々に返済するお金の内訳は元本+利息分になっており、返済しはじめのほうがより利息が多くなっているからです。完済間近になってからの繰り上げ返済ではあまり利息の節約が期待できなさそうです。

マイカーローン繰り上げ返済の注意点

マイカーローンの繰り上げ返済を検討している方も多いと思いますが、いくつか注意点をご紹介します。

そもそもマイカーローンが繰り上げ返済に対応していない

最近でこそマイカーローンの繰り上げ返済に対応しているところが増えてきましたが、なかには対応していないというところもあります。

マイカーローンでお金を借りる前に、繰り上げ返済が可能かどうかきちんと確認しておくことをおすすめします。

繰り上げ返済をする予定はないから繰り上げ返済に対応している借入先を探さなくてもいいや…と考えている方も中にはいるかもしれません。

しかし、いつ、どんな形で臨時収入があるかもわかりません。本当なら繰り上げ返済できるのに、借入先が対応していないから無駄に利息をダラダラ払い続ける…というもったいないことになる可能性もゼロではありません。

もし、借り入れを検討している時点で繰り上げ返済の予定がなかったとしても、他の条件が同じなら繰り上げ返済ができない借入先よりも繰り上げ返済ができる借入先を選んだほうがいいことは言うまでもないでしょう。

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一括繰り上げ返済のみの対応や回数制限があることも

繰り上げ返済に対応しているマイカーローンだから一安心…といいたいところですが、繰り上げ返済に対応していても一括繰り上げ返済にしか対応していないという落とし穴がある可能性もあります。

この場合、最終返済日の前に残額を全部返せるだけのまとまったお金が用意できない限り、マイカーローンの繰り上げ返済を行うことはできません。

元金を減らして今後の負担を少し軽くするくらいのまとまったお金は用意できても、残額をすべて一括で支払えるくらいの金額を用意するのはなかなか難しく、また、用意できたとしてもすでに返済最終日までさほど期間もなく大した節約にはならないということもありえます。

一括繰り上げ返済にしか対応していないマイカーローンでお金を借りると、結局、一部繰上返済も一括繰り上げ返済もできない借入先で借りるのと同じ結果になってしまったということになるかもしれません。

また、繰り上げ返済が可能な回数に制限があるマイカーローンもあります。回数制限があることを知らずに繰り上げ返済をしてしまって、返済の計画が狂ってしまったということがないように予め回数制限の有無についても確認しておきたいものです。

負担が軽減される金額よりも手数料のほうが高くなってしまう

マイカーローンの一部繰り上げ返済を行っても、損をしてしまうこともあります。それはどういうときかというと、負担が軽減される金額よりも手数料のほうが多くなってしまうときです。

たとえば、ごく少額の繰り上げ返済をしたとして、節約できる利息が3,000円程度なのに手数料は5,000円必要となれば、結果的に損をしていることになります。

また、完済間近の場合は利息がかなり減っているので繰り上げ返済をしたところで利息の節約効果は期待しにくいです。

そこに手数料がかかってしまうと、何のためにマイカーローンの繰り上げ返済をおこなうのかわからなくなってしまいます。

マイカーローンの繰り上げ返済の手数料は無料としているところもありますが、繰り上げ返済の手数料が必要な場合も少なくありません。いくつかの銀行について繰り上げ返済の手数料を調べてみました。

三菱UFJ銀行のマイカーローン

三菱UFJ銀行では、一部繰り上げ返済を行う場合に方法によって手数料が無料になったり反対に手数料がかかったりします。インターネットでの一部繰上返済は無料ですが、テレフォンバンキングやテレビ窓口では5,400円、店頭では16,200円の手数料が必要です。

http://direct.bk.mufg.jp/netorder/k002_note.html

三井住友銀行のマイカーローン

繰り上げ返済を行う場合は、その都度5,400円の繰り上げ返済手数料が必要です。また、繰り上げ返済をインターネットや電話や郵送で行うことはできず、店頭の窓口で書面にて手続をする必要があります。

http://www.smbc.co.jp/kojin/mokuteki_loan/car/index02.html

住信SBIネット銀行のマイカーローン

住信SBIネット銀行の場合、繰り上げ返済が1円からでき、何度でも手数料無料で可能です。

https://contents.netbk.co.jp/pc/campaign/lp_mloan_car.html

イオン銀行のマイカーローン

イオン銀行の場合、インターネットバンキングを利用すれば1万円から1円単位で、店舗であれば10万円から一部繰上げ返済可能です。繰り上げ返済手数料はインターネットからでも店舗からでも無料になっています。

https://www.aeonbank.co.jp/loan/netfree_loan/car_loan.html#anch-03

マイカーローンの繰り上げ返済は余剰資金で行う

マイカーローンの繰り上げ返済を行うことで元金を減らし、利息、ひいては総支払額も減らせるということでメリットの部分を強く感じることでしょう。

そのため、少しでもたくさん繰り上げ返済をしたほうがいいと思って貯金を切り崩したり、多少無理をしてでも…と生活に必要なお金を削って、マイカーローンのり上げ返済に充てたくなるかもしれません。

しかし、マイカーローンの繰り上げ返済にお金を使ってしまって、いざお金が必要になったときに手元にお金がないとなると、また新たにお金を借りる必要が出きてしまうかもしれません。

そうするとマイカーローンだけでなく、新たに借りたお金を毎月返済していく必要があるため、生活が苦しくなってしまったり、両方とも返すことが難しくなってしまう場合もあります。

マイカーローンの繰り上げ返済は絶対にしなくてはならないものではありません。繰り上げ返済を行う場合は余剰資金で行うようにしましょう。

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マイカーローンの繰り上げ返済「まとめ」

マイカーローンの繰り上げ返済をすることで、元金を減らし利息を節約することで総支払額を少なくすることも可能です。

しかし、そもそも繰り上げ返済に対応していないマイカーローンや手数料の必要なマイカーローンもあるため、繰り上げ返済ができるかどうか、手数料がいくらかかるのかは契約前にきちんと確認して、借入先の比較検討項目のひとつにいれておきたいものです。

マイカーローンの繰り上げ返済を行う場合は、時期が早ければ早いほどお得になりますが、かといって生活資金を繰り上げ返済に充ててしまうのは考えものです。

また、マイカーローンの完済間近になっていたり、少額の繰り上げ返済をする場合、思っていたほど節約にならなかったり手数料のほうが高くついて損をしてしまう可能性もあります。

マイカーローンの繰り上げ返済はあくまで余剰資金で行いたいものです。

さらに、マイカーローンの一部繰り上げ返済を行う場合は返済期間を短縮するほうを選ぶのか、毎月の返済額を抑えるほうを選ぶのかによって得られるメリットが異なります。

どちらが自分の希望にあったマイカーローン繰り上げ返済になるのかよく検討し、選択を間違えないようにしましょう。

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