カードローン契約書類・利用明細の届く時期・回避方法は?
一部カードローンの中には、契約書類・利用明細書が郵送されてくるものがあります。
でも、できれば借り入れの内容が記載された金融会社からの郵便物を自宅に送付するのは避けたいところですよね。
この記事では、契約書類・利用明細・ローンカードの郵送を回避する方法をカードローン会社別に詳しくご紹介しています。
郵便物でお金を借りたことを家族バレしないためにも、申し込み前に確認してみて下さいね。
カードローン契約書類が届く時期
カードローンの契約書は契約完了から数日~1週間程度で届きます。
ただし、カードローン契約をしたからといって、必ず契約書類が届くわけではありません。
店頭窓口や自動契約機(無人契約機)ならその場で受け取れますし、ネット申し込みの場合は、PDFをダウンロードすることで受領することもできます。
最近はネット申し込みが主流ですし、申込~契約~借り入れ・返済まで全てネットで行えて郵便物が一切ない「web完結」が利用できるカードローンも増えています。
カードローン契約書類を回避することは可能?
自動契約機(無人契約機)で申し込みをして、契約書もローンカードもその場で受け取ってしまえば、契約関連の書類が自宅に送付されてくることはありません。
ネット契約なら契約書もダウンロードが可能なので、基本的に郵送はありません。
ただし例外もあります。たとえば、SMBCモビットの「カード申込」は、ネットで申し込みをしても審査内容によっては入会申込書やローンカードが郵送で送られてきます。
カードローン利用明細が届く時期
利用明細書には振り込みキャッシングを利用する、提携ATMで借り入れ・返済をするなど、カードローンの利用履歴が載っています。
届く時期はカードローン会社によって異なりますが、たとえばアコムなら毎月月末までに届きます。
カードローン利用明細を回避することは可能?
利用明細は、比較的簡単に郵送を回避することが可能です。
利用明細はカードローンの返済計画を立てるにはなくてはならないものですが、カードローン会社としても経費がかかる郵送での明細書発行は避けたいところなので、郵送を止めることを推奨している場合が多いのです。
郵送を避けたい場合は、「電子交付・電磁的方法(ダウンロード)」を利用しましょう。
電子交付は借り入れ・返済などの明細書を各カードローン会社内の公式ホームページで確認ができるサービスでweb明細とも呼ばれています。
プロミスなどは、web明細を利用することが30日間無利息サービス適用の条件になっているくらいなので、web明細の利用は、消費者金融にとっても利用者にとっても双方にメリットがあることと言えます。
ネットの利用が可能であることが条件になりますが、web明細の利用申請をすることで明細書の郵送を回避することができます。
郵便物はカードローン会社名で送られてくるの?
消費者金融からの郵便物に会社名が書いてあると、封筒を見た家族にイッパツでカードローンでお金を借りたことがバレてしまいます。
そういったトラブルをできるだけ避けるために、消費者金融は別の名称を記載した封筒を利用して、プライバシー対応を行っています。
・アコム…ACサービスセンター
・アイフル…AIセンター
・プロミス…パルセンター
・SMBCモビット…MCセンター
銀行カードローンの場合は、封筒に記載されている発行元は銀行名になります。
なので、万が一家族に郵便物がバレたとしても開封さえしなければ「何かのお知らせじゃないかな?」などと言ってごまかすことはできそうですね。
開封されたらアウトですが・・・。
必ず送られてくるカードローンの書類はある?
契約書類も利用明細書もネットで閲覧できる手続きを行ったとしても、必要な際に郵送されてくるものが2つあります。
1.郵送でローンカードの送付を依頼した場合
ローンカードは、消費者金融ATMや提携ATMで借り入れ・返済をする際に必要なカードです。ローンカードの受け取り方は主に3種類あります。
2.自動契約機(無人契約機)で受け取る
3.自宅などに郵送してもらう
店頭窓口・自動契約機(無人契約機)で申し込み・契約をするとその場で発行することが可能ですが、ネット申し込み・電話・郵送申し込みの場合は自動契約機(無人契約機)に作りに行かないと自宅に郵送されることになります。
ローンカードの作り方は自分で選ぶことができるので、郵送が困る場合は自動契約機(無人契約機)での発行を選びましょう。
延滞したときの催促状・督促状
返済が遅れると、まずは電話がかかってきます。
申込の際に自宅固定電話への連絡を拒否にしておけば、かかってくるのは携帯だけで家電にかかってくることはありません。
携帯に電話があった時点ですぐに対応して入金をすれば特に問題はないのですが、電話連絡を無視したりさらに返済が滞ると、「お支払いをお忘れではございませんか?」といった内容の催促状が郵便で届きます。
この催促状・督促状などの返済に関する重要な郵便物は断ることができないので、回避する唯一の方法は、返済の延滞をしないことです。
カードローン会社別の郵送物と回避方法
郵便物なしで申し込みができるカードローンと、回避できないカードローンをご紹介します。
アコム
アコムは電子交付に対応しているので、ネットで申し込みを行って、「明細書等の受取サービス(電磁交付)」に登録をすれば契約書類も利用明細も届くことはありません。
また、契約や自動契約機(無人契約機)で契約して契約書をその場で受け取っても大丈夫ですが、明細書等の受取サービス(電磁交付)に登録をしないと明細書が届いてしまいますのでそこだけ気を付けて下さい。
ローンカードだけは自動契約機(無人契約機)での発行か郵送の二択になるので、自動契約機(無人契約機)で発行してください。
アイフル
アイフルには郵便物が一切届かないweb完結サービスがあります。
契約書類も送られてくることはありませんし、ローンカードはそもそも発行されないので郵送もありません。
利用明細もネットで確認することになります。
web完結の申し込み方法はパソコン・スマホに限られますが、とても簡単に郵便物を回避できます。
プロミス
プロミスにも郵送物がないweb完結サービスの「アプリローン」があります。
プロミスアプリローンは、スマホアプリを使ったサービスになるので、アプリのダウンロードが必要です。
申込もアプリから行います。アプリローンで申し込みをすると、契約書類はネットからダウンロード、利用明細もネットで確認をする形になります。
ローンカードは発行がないので、借り入れは振り込みキャッシングで行います。スマホアプリがあればセブン銀行ATMで現金を引き出すことも可能です。
SMBCモビットは注意が必要
SMBCモビットで郵送物を回避するなら「web完結」で申し込むしかありません。その他の方法になると、必ず契約書類が送付されてきます。
SMBCモビットweb完結には利用条件があります。
2.全国健康保険協会が発行している社会保険証、または組合保険証を持っていること
この両方をクリアしていないとweb完結は利用できないので、該当していない方は他のカードローンを検討しましょう。
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンは、三井住友銀行に口座がある方とない方で対応が変わってきます。
少々ややこしいので、三井住友銀行に電話で確認した最新情報をご紹介します。
●三井住友銀行に口座がない方
口座がない方は三井住友銀行内に設置されている「ローン契約機」で、ローンカード発行をすれば、その場でカードと契約書類を受け取ることができるので、郵送を避けられます。
申込はネットで行って、ローンカードの発行をローン契約機で行うとスムーズです。
●三井住友銀行に口座がある方
口座がある方はお手持ちのキャッシュカードで借り入れ・返済が可能なので、ローンカードの発行はありません。
ただし、この方法を利用すると契約書類が郵送されてくることになります。
契約書類だけをローン契約機で受け取ることはできないので、キャッシュカードをローンカードと共用にしたいなら、必ず契約書類を郵送で受け取ることになります。
三井住友銀行に口座があるけど契約書類の郵便物を避けたい場合は、ローンカードを別に作ることになります。
口座を持っていてもローンカードを別に作ることが可能なので、こちらを選択して、カードをローン契約機で発行すれば同時に契約書類を受け取ることができるので郵送物を回避することができます。
いずれの場合も利用明細の郵送はありません。
ただし、返済が遅れた場合は郵送物が発生することがあるので、気を付けて下さい。
なお、三井住友銀行カードローンからの郵便物の封筒には、銀行名の記載はありますが、カードローンの件とわかるような記載はないそうです。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
三菱UFJ銀行の行内やATMにある「テレビ窓口」でローンカードを発行すれば、契約書やカードが送られてくることはありません。
ネットで申し込んで、契約書・ローンカードはテレビ窓口で発行すれば効率良く手続きを行えます。
利用明細はネットで確認可能で、自宅に郵送されてくることはありません。
イオン銀行カードローンは郵送物を回避できない
イオン銀行カードローンは、佐川急便(一部地域では郵便)でローンカードが送られてくるので、必ず1度は郵送物を受け取ることになります。
勤務先などの自宅以外に送ることも不可、局留めも不可、受け取り日時指定もできないので、郵便物を絶対に避けたい場合は他のカードローンを探しましょう。
まとめ:カードローン契約書類・利用明細書を回避する方法はある!
プライバシーや個人情報保護の観点から、カードローン会社も郵送を一切さけた契約・利用ができるサービス展開を行っています。
たとえばアイフルのweb完結は2018年4月に始まったばかりのまだまだ新しいサービスですし、これに追随する他社も増えていくことと推測されます。
郵便物が減るとカードローン会社は経費も減らせるので、カードローン会社と利用者双方にとってぜひがんばって欲しいサービスですね。
絶対に郵便物を回避したい場合は、申込前にカードローン会社に問い合わせをすることをおすすめします。意外と気軽に、より確実な方法を教えてもらうこともできますよ。
ただ返済の催促、督促に関する郵便物だけは拒否ができませんし、そのことは注意があることと思います。くれぐれも滞納することがないように気を付けてください。