マイカーローン 無理ない返済額の目安は?

マイカーローンでお金を借りても返済ができなくなったり、滞納することが度々あるようでは大変です。マイカーローンを無理なく返済するには借り入れをどのくらいの金額にするのがよいのでしょうか。マイカーローンの無理のない返済額の目安について解説していきます。

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借入比率と返済負担率で考える

収入や借りたい金額も人それぞれ。そのため、具体的に○万円までなら大丈夫!といった数字を出すことはできません。無理のない返済額の目安を数値的に知るためには「借入比率」や「返済負担率」を使います。

借入比率とは?

借入比率は、購入価額に対する借入金の割合をいいます。借りる側からすると借入比率ですが、銀行や信販会社など貸す側は融資比率と呼ぶこともあります。ここを読んでいるのはお金を借りる側の方が圧倒的に多いと思いますので、以降は「借入比率」で統一していきます。

借入比率は、借入金額÷購入価格✕100」で求めることができます。

例えば、300万円の自動車を購入したとして、頭金を50万円支払い、残りの250万円のマイカーローンで組んだ場合、

250万円÷300万円✕100=83%

ということになります。

マイカーローンの場合、借入比率が80%を超え内容にすると審査に通りやすい、つまり、返せる見通しが立ちやすいと考えられているようです。

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返済負担率

次に返済負担率についてご説明します。審査の項目でも度々取り上げられる返済負担率ですが、返済比率と呼ぶこともあります。ここでは返済負担率で統一していきますね。

返済負担率は、年収に対するローンの年間返済額の割合のことです。例えば年収500万円の人が月に5万円のマイカーローンでお金を借りたとしましょう。

この場合、年間で返済しなくてはらないマイカーローンの金額は5万円×12ヶ月=60万円となります。

返済比率は、60万円÷年収500万円×100=12%となります。

返済負担率の上限は年収に応じた上限金額が金融機関ごとに定められており、一般的に30%前後を超えてくると審査に落ちる、つまり返済に無理があると判断されるようです。

上記の例を使うと、マイカーローンのみ毎月5万円を払っていくだけなら返済負担率は12%と無理のない範囲の借入額ということができますが、これに住宅ローンが加わるとどうでしょうか。

住宅ローンを月に10万円払わなくてはならないとしましょう。月に返済すべき金額は、マイカーローンの5万円と住宅ローンの10万円を合わせた15万円になります。

すると、返済負担率は(15万円✕12ヶ月)÷年収500万円✕100=36%と、30%を超えてきてしまいます。

住宅ローンなどの大きな借り入れ以外にも、奨学金の返済やスマホの割賦払いも年間返済額に加算される場合がありますので注意が必要です。

年収は手取りで計算するのが鉄則

ここで一つ注意しておきたいのが、銀行などの金融機関が返済負担率を計算するときに考える年収は税金などを差し引く前の年収であることです。

もし、年収500万円であったとしても、そこから税金などが引かれて実際に手元に残るお金はだいたい380万円程度。

引き続き先ほど出した例で考えていくと、年間で自由に使えるお金が380万円。そこにマイカーローンと住宅ローンを合わせた返済額15万円が毎月…と考えると、年間で180万円を返済しなくてはいけません。

このとき、380万円に占める返済の負担率は約47%にもなります。また、仮にマイカーローンのみ毎月5万円✕12ヶ月だったとしても、約16%の返済負担率になります。

他にも食費や水道光熱費や子どもの教育費などかかる費用はたくさんあるので、ローンの返済だけにお金をかけてしまうと、生活がいっぱいいっぱいになってしまったり返済が追いつかなくなる可能性もあります。

年収を考えるときは手取りで考えて、手取りの年収でどのくらいの返済負担率になるのか自分で計算してみるようにしましょう。

マイカーローンのボーナス払い…本当に大丈夫?

年収を手取りで考えることも大切ですが、ボーナスをあてにするかしないかということも実は重要ではないでしょうか。

年収はボーナスも含めた金額で計算されますが、そのボーナスが毎年確実にもらえるという保証はどこにもありません。

世界的な経済状況が会社の経営に影響することもありますし、人事考課も自分が思ってるほどしてもらえなかった…など、いくら自分が仕事を頑張ってもどうにもならないことで期待していたボーナスがもらえないこともあります。

また、ボーナス払いにすることで月々の負担は軽くなりますが、ボーナス月に支払う金額は大きくなります。マイカーローンを滞納してしまう人の中には、ボーナス月に滞納するという方も少なくないようです。

それはやはり、思っていたよりもボーナスがもらえなかった、またはボーナス自体が支給されなくなってしまったというような事情があるからではないでしょうか。

また、せっかく日々がんばって働いてもらったボーナスは自分へのご褒美として欲しい物やレジャーに使いたいと思う気持ちも当然だと思います。

もし、ボーナスをあてにしたマイカーローンの返済計画を立てるとすれば、そうした息抜きのような使い方にもマイカーローンを返し終わるまでは多少なりとも我慢を強いられる可能性もあります。

安易にボーナス払いを選択すると、あとあとマイカーローンの返済に無理が出てきてしまう可能性もあります。

それでもやはりボーナスを返済にあてたいという場合、どのくらいの金額を払うものなのでしょうか。

年2回月々の支払い額にプラスする金額は
軽自動車で~50,000円
小型車(フィットクラス)で30,000円~60,000円
普通車(オデッセイクラス)で50,000円~100,000円

となっているようです。

参考:自動車ローン月々の平均支払額:ホンダのすべて

ちなみに、ボーナスを支払いにあてる方はローンを組む方の約50%程度のようです。

ボーナスを支払いに使う人と使わない人で半々なので、どうしようか迷うかも知れませんが、迷うようであればボーナスでの支払いはやめて余裕があれば繰り上げ返済に回すというのもひとつの方法です。

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マイカーを買ったあとの維持費は意外と高い

念願のマイカーを手に入れても、それで終わりではありません。自動車を維持していくためには様々な費用がかかります。

いままで自動車がない生活を送っていた人には想像がつきにくかったり、「え!こんな費用もいるの!?」という予想外な出費に見舞われるかもしれません。

そうした、自動車をもつことであらたにかかる費用をあらかじめ計算してから借入額を決めないと返済が大変になってしまいます。

では、マイカーを持つことでかかる費用にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは、絶対に支払わなければならない車両税や重量税といった税金。そして、自賠責保険の費用です。保険は自賠責保険だけでなく任意保険に加入するのがほとんどだと思いますので、任意保険の料金も必要です。

また、自動車を乗り続けるには車検代やエンジンオイルやタイヤの交換といったメンテナンスにかかる費用も必要になってきます。

その他、ガソリン代や駐車場がない場合は駐車場を借りるのにもお金がかかります。駐車場も、住んでいる地域や駅から近いなど借りる駐車場の条件によっては月に1万円以上かかることもありますので、あらかじめリサーチしておいたほうがよいでしょう。

また、自動車の車種や入る保険の内容、走行距離や燃費など条件によって差は出てきますが、だいたい年間で30~45万円前後の出費を覚悟しておいたほうがよいでしょう。

余談ですが、自動車をぶつけて凹ませたり、縁石に乗り上げて擦ってしまったり、何かを踏んでタイヤがパンクしてレッカーのお世話になる…といったアクシデントもゼロではありません。

そうした不測の事態にも対応できるだけの経済的な余力を残しておくことをおすすめします。

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毎月どのくらいまでなら無理なくマイカーローンを返済できる?

実際にどのくらいなら無理なくマイカーローンを返済できるか具体的に考えてみましょう。まずは、毎月必ず出ていくお金を考えます。

住居費、保険といった毎月明確に金額がわかるものもありますし、水道光熱費やネット代などの通信費といった多少季節や月によってばらつきはあるものの、だいたい検討がつくものもあるでしょう。

もし、他に返済しているお金があれば、もちろんそれらも考慮に入れておく必要があります。

そして、習い事や先取り貯金などに回す費用も明確になっていると思います。まずはこれらを手取りの月収から引きます。

そして、食事や日用品にかかる費用、衣服や雑貨にかかる費用、交際費なども引きます。もし、家計簿をつけていれば月に平均でどのくらい使っているのかを家計簿に基づいて求めることができると思います。

さらに、自動車をもつことでかかる費用も引きます。ガソリン代は自動車を使う用途からだいたいの走行距離を考え、燃費やガソリンの料金から計算します。

たとえば、毎月の走行距離が300kmで、燃費が10km/L、ガソリン代が1L150円だとすると、月に4500円になります(300km÷10km/L✕150円)。あとは、維持費が年間に35万円かかるとすれば、月に3万円程度は車のための費用としてとっておきたいところです。

なかなか毎月3万円をとって置くというのは難しいので、もしかしたらボーナスで足りないぶんを補填する必要が出てくるかもしれません。

そうしたことからも先に述べたようにボーナス払いの選択は慎重に行ってほしいと思います。

こうした生活に必要なお金を手取りの収入から全て引いて残ったぶんがマイカーローンの返済に使えるお金です。

思ったより手元に残らない…と思うかも知れませんが、無理にお金を借りたり、甘く見積もってお金を借りてもあとあと返済が苦しくなってしまうので、やや厳しめに見積もったほうがよいでしょう。

とくに、お子さんがいるご家庭では、お子さんの習い事が増えたり受験があるなど費用がかさむようになるかもしれませんし、独身の方でも近い内に結婚を考えていて結婚のための費用を捻出したり家族が増えたときに支払いがしていけるか…と少し先の出費まで考える必要もあるかもしれません。

ちなみに、マイカーローンの返済に毎月どのくらい払っている方が多いのかについてこちらのサイトを参考にしてご紹介します。

軽自動車では月々15,000円前後
小型車(フィットクラス)で15,000円~18,000円
普通車(オデッセイクラス)で20,000円~30,000円

となっているようです。

頭金を入れるか入れないかによっても変わってきますが、だいたい2万円前後を目安にしておくといいかもしれません。

もちろん、統計的なデータであってすべての人にこれくらいなら大丈夫という金額を示したものではありません。

年収やライフスタイル、生活の何にお金をかけるのかなど個人の価値観によっても違いが出るところではありますが、ひとつの参考として考えてみてください。

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月々のマイカーローンの返済の負担を減らすには?

マイカーローンの返済の負担を少しでも減らすことができれば、無理のない返済を続けていくことにつながると思います。そこで、月々のマイカーローンの返済を少しでも楽にできる方法を考えてみましょう。

なるべく低金利のマイカーローンでお金を借りる

当然ですが、金利は低いほうが総支払額も毎月の負担も少なく済みます。信販系のローン、いわゆるディーラーローンは審査が易しい分、金利は銀行などと比べて高めに設定されています。

金利の低さでいえば、銀行や信用金庫のマイカーローンのほうが低い金利でお金を借りることができます。

ただし、銀行などのマイカーローンは金利が低いぶん審査は厳しめです。審査に通りにくい何らかの事情がある場合や、銀行や信用金庫などの審査に実際に落ちてしまった方は信販系のディーラーローンを検討するしかないかもしれませんが、はじめからディーラーローンだけで検討するのは賢明ではありません。

低金利で借りられる銀行や信用金庫などのマイカーローンの仮審査を最初にいくつか受けてみて、なるべく銀行や信用金庫などの低い金利で組めるマイカーローンを探すとよいでしょう。

たとえ0.1%の金利の差であっても決して少額ではないため、あとあと差が出てきます。

借入金額を少なくする

無理のない返済額にするためには、借入金額を少なくするのも重要なポイントです。借りた金額に対して金利がかかってくるので、長期的に見ても借入金額は少ないほうが総支払額も少なく済み、毎月の負担も減らせます。借入金額を少なくするためには、頭金を入れるのが有効ですが、必ずしも頭金が入れられるわけではないと思います。

そういった場合は、少し不本意かも知れませんが自動車のランクを下げる、中古車にするなど、購入する自動車を見直してみましょう。

無理をしてランクの高い車を購入しても、返済が立ち行かなくなれば自動車を引き上げられてしまう可能性もあります。

多少の妥協はしても無理のない返済額にとどめて、車に乗り続けられる方がいいというのは言うまでもないと思います。

マイカーローンの返済期間を長くする

返済期間は短いほうがいいと考えている方も多いと思います。たしかに、早く返済を終えたほうが楽ですし、総支払額も少なく済みます。

返済期間を短く設定することで金利の優遇が受けられる場合もあり、短期間で返済することにメリットがあることは間違いありません。

しかし、返済期間を短く設定するということは、毎月の返済額が大きくなるということでもあります。

毎月の返済の負担が大きすぎて返せなくなってしまうよりも、返済期間を長くとり、毎月の返済額を少なくして着実に返していけるようにするというのもひとつの方法ではないでしょうか。

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マイカーローン 無理ない返済額の目安「まとめ」

審査に通るかどうかは無理のない返済ができそうかどうかの一つの基準でもありますが、マイカーローンの審査に通ったからといって本当にそれが無理のない返済額とは限りません。

というのも、金融機関など借入先が返済負担率を算出するのにつかう年収は、税金などが引かれる前の年収であって、実際に生活していくのに使える手取りの年収ではないからです。

返済負担率を計算するときには、ぜひ一度自分で手取りの年収で計算してみてください。30%を超えてくるようであれば生活が厳しくなってしまうかもしれません。

また、自動車を買ったら車を維持していくために必要な費用も発生します。「まぁなんとかなるでしょう」と楽観的に計算するよりは、少しシビアに計算しておいたほうが、自動車に関するトラブル(パンクや故障など)があって急な出費があったときも慌てずに対処できると思います。

そうしたことを考慮に入れて借入金額やボーナス払いを選択するかどうかを決めるようにしましょう。

マイカーローンで毎月の返済が苦しくならないように、自動車のランクを下げる、中古車にする、返済年数を長くする…などちょっとした妥協をすることも無理のない返済をしていくために有効かもしれません。

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