消費者金融と銀行カードローンの違い

なんとなく消費者金融よりも銀行カードローンの方が安心な感じがしますよね。

でも、大手消費者金融は銀行グループに属していますし、サービスが良いのは消費者金融だったりするので、イメージだけで銀行カードローンを選ぶのはちょっと待って下さい。

本記事では、消費者金融と銀行カードローンの違いと、どちらを選んだ方が良いか等を解説しています。

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消費者金融と銀行カードローンの主な違い

さっそくですが消費者金融と銀行カードローンの主な違いは

適用される法律
金利
限度額
審査のスピード

となります。

適用される法律の違い

消費者金融と銀行カードローンは適用される法律が違っていて、銀行カードローンは「銀行法」、消費者金融は「貸金業法」に基づいています。

カードローンは年収の3分の1以上は借りることができないと聞いたことがありませんか?

これは消費者金融の貸金業法によって定められている「総量規制」という制度があるからなのです。

総量規制

総量規制は、個人の借り入れ額が年収の3分の1までに制限されている仕組みです。

例)年収が300万円で他の消費者金融からの借り入れがない方
⇒年収の3分の1の100万円まで借り入れ可能

例)年収が300万円で他の消費者金融から20万円の借り入れがある方
⇒年収の3分の1から他社借入を引いた80万円まで借り入れ可能

総量規制は貸金業法の規則なので、銀行法に基づいている銀行カードローンには適用されません。

ただ、せっかく消費者金融が総量規制で借入金を制限したのに、銀行カードローンが見境なく貸していたら総量規制の意味がないですよね。

実際、貸金業法が設けられた後も、銀行が特に規制をしなかったことから、銀行がお金を貸しすぎたことが問題となりました。

そこで動き出したのが弁護士団体です。
日本弁護士連合会(日弁連)が2016年10月に、内閣総理大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、衆参両議院議長、全国銀行協会会長に意見書を提出したんです。

<参考>:銀行等による過剰貸付の防止を求める意見書(PDF)-日弁連-

この意見書を受けた銀行は、2017年4月から自主規制を設けました。2017年9月には地方銀行も自主的な総量規制を導入しています。

<参考>:カードローン、銀行も総量規制 過剰融資批判に対応-日本経済新聞-

貸金業法には、総量規制のほかにも本人に安定した収入がない人(専業主婦など)には貸さないなどの制限があります。

また、銀行カードローンも審査は最短でも1日、長い場合は2週間ほど時間をかけて慎重に審査を行うこととなっています。ですので、銀行カードローンは即日融資が不可となっています。

金利の違い

基本的に消費者金融よりも銀行カードローンの方が金利が低い傾向にあります。

平均上限金利を比較すると消費者金融は18.0%、銀行カードローンは14.5%程度の場合が多いです。

上限金利は初めてカードローンを利用する場合に適用となることが多いので、同じ10万円を借りても消費者金融なら18.0%、銀行カードローンなら14.5%となることもあります。

金利については圧倒的に銀行カードローンの方が有利と言えます。

限度額の違い

消費者金融と銀行カードローンの実際の限度額です。

 

消費者金融名 限度額
アコム 800万円
アイフル 800万円
プロミス 500万円
SMBCモビット 800万円
レイクALSA 500万円
ノーローン 300万円

 

銀行カードローン名 限度額
三井住友銀行カードローン 800万円
楽天銀行スーパーローン 800万円
りそなプレミアムカードローン 800万円
オリックス銀行カードローン 800万円
じぶん銀行じぶんローン 800万円
みずほ銀行カードローン 800万円
三菱UFJカードローン バンクイック 500万円
イオン銀行カードローン 800万円
横浜銀行カードローン 1,000万円
スルガ銀行カードローン リザーブドプラン 800万円

 

平均すると消費者金融は約616万円、銀行カードローンは790万円となりました。

確かに銀行カードローンの方が積極的に融資しているという印象ですが、カードローン会社が提供している限度額は、そのカードローン会社が貸せる上限金額になるので、実際の借り入れ限度額は審査によって決まります。

また、消費者金融には総量規制、銀行カードローンには自主規制があるので、例えばアコムの限度額である800万円を借り入れ限度額にするには年収が2,400万円必要になります。

審査のスピードの違い

最短30分で審査可能とうたっている消費者金融もあるとおり、消費者金融はとてもスピーディに審査を行っていて、即日融資も可能です。

銀行カードローンは審査には最低でも1日かかります。

また、銀行によっては自社銀行の口座を持っている必要があります。ない場合は開設してからの申し込みとなって借り入れまでに2週間以上かかることもあります。

※一部の銀行では即日審査、口座ナシでも申し込めるカードローンを提供しています。

無利息サービスが充実しているのは消費者金融

30日間無利息サービスなど、初めて利用する方向けの無利息サービスが充実しているのは消費者金融です。

銀行カードローンもジャパンネット銀行などは無利息サービスを行っているのですが、ほとんどの銀行はこのサービスを行っていません。
 

カードローン会社 金利(%) 適用期間 条件など
アコム 3.0~18.0 契約日の翌日から30日間 ・はじめて利用する方
・返済日を35日ごとに設定する
アイフル 3.0~18.0 契約日の翌日から30日間 ・はじめて利用する方
プロミス 4.5~17.8 初回借入日の翌日から30日間 ・はじめて利用する方
・メールアドレスを登録する
・Web明細を利用する
レイクALSA 4.5~18.0 契約日の翌日から30日間 ・はじめて利用する方
レイクALSA(2) 4.5~18.0 借入金のうち5万円が契約日の翌日から180日間 ・はじめて利用する方
・審査の結果、利用限度額200万円以下の場合のみ利用可能
・借入金のうち5万円が対象
ノーローン 4.9~18.0 借入日の翌日から7日間 ・完済した月の翌月から再度無利息期間が発生
ジャパンネット銀行ネットキャッシング 2.5~18.0 初回借入日から30日間 ・はじめて利用する方
愛媛銀行 ひめぎんクイックカードローン 4.4~14.6 契約日から30日間 ・はじめて利用する方
・web契約をする方

 
借入期間が長くなりそうなときは、金利が低い銀行カードローンの方が利息を抑えることができますが、一時的な借り入れで済みそうなときは無利息期間がある消費者金融の方がお得な場合もあります。

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審査が緩いのは消費者金融?

消費者金融だから審査が甘い・緩いということはありませんが、消費者金融と銀行カードローンは審査の仕組みが違います。

銀行カードローンは保証会社と提携していて、保証会社の保証を受けられる人じゃないと審査に通過することはできません。

審査には保証会社も関わります。なぜかというと、万が一返済が長く滞ることがあったら債務者に代わって保証会社が返済する義務があるから。

万が一のときのリスクを背負っているのが保証会社なので、返済能力が低そうな人には最初からお金を貸さないという姿勢を見せるときもあります。

消費者金融が保証会社をつけることはありません。なぜなら、消費者金融は自社が保証会社機能も担っているから別の会社に依頼する必要はないんです。

銀行カードローンの保証会社は、アコム、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)などの消費者金融が行っている場合が多いのですが、これは銀行よりも消費者金融の方が個人向けの小口融資のノウハウが多いためです。

どっちが良い?消費者金融vs銀行カードローン

年齢別、職業別などのいろいろな条件で消費者金融と銀行カードローンのどちらが良いかをみていきましょう。

公務員がお金を借りるなら?

抜群の安定感がある公務員は銀行カードローンの審査でもかなり有利なので、公務員がお金を借りたいときは銀行カードローンがおすすめです。

公務員の方には公務員専用の銀行カードローンもあります。たとえば広島銀行「公務員カードローン」です。

この公務員専用銀行カードローンの利用条件は4つありますが、現役公務員であれば特別厳しくはありません。

・公務員であること
・年齢が20歳以上60歳未満であること
・融資枠に応じて広島銀行が指定する税込定例年収を満たすこと
・保証会社の保証を受けられること

金利は2.475%~4.225%で、限度額は収入に応じて50万円、100万円、200万円、300万円となっています。

広島銀行の通常のカードローンの金利は2.475%~年13.975%なので、もともと金利が低い銀行カードローンと比べても公務員カードローンはお得です。

正社員がお金を借りるなら?

正社員は安定した収入という点では、公務員に次ぐ働き方になるので、銀行カードローンお金を借りるべき。

消費者金融の中にも保険証の種類が社会保険証・組合保険証じゃないと申し込めない商品もあるので、社会保険証を持つ正社員は優遇されていると言えます。

5年~10年以内に債務整理をした、ローンや分割払いを大きく滞納したなどの金融事故がなければ審査にも通りやすいでしょう。

パート・アルバイトがお金を借りるなら?

パート・アルバイトは、正社員と比べるとどうしても仕事をやめやすい印象があるので、消費者金融の方が審査に通りやすいかもしれません。

また銀行カードローンの中にはそもそもパート・アルバイトは不可としているところもあるので、まずは利用条件を確認してみてください。

三菱UFJ銀行バンクイック、三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローンなどの大手はパート・アルバイトでも申し込み可能です。

自営業がお金を借りるなら?

自営業の方が事業のためにお金を借りるなら、必ず事業性資金として利用可能かどうかを確認しましょう。

三菱UFJ銀行バンクイック、三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローンは、事業性資金として利用することはできません。

ただし、個人の生活費や急な出費などのプライベート利用目的ならこれらの銀行カードローンでも利用することが可能です。

自営業の場合は在籍確認が取りにくい、会社が発行する保険証や給料明細がないので信用を証明しにくいなど、審査において不利な点があります。

ですので、借り入れ希望額に関わらず収入証明書の提出が必要になることがあります。

開業して間もなく確定申告書がないような状態ですと、銀行カードローンはさらに厳しいかもしれません。

学生がお金を借りるなら?

おすすめは消費者金融です。

学生の申し込みもOKとしている銀行もあるのですが、アルバイト収入の学生が審査に通りやすいのはやはり消費者金融です。

ただし、大手消費者金融は20歳以下の利用は不可、本人に収入がない学生も利用できないので、20歳以上で安定した収入がある学生が対象になります。

学生専用の「学生ローン」でしたら18歳以上(高校生不可)なら利用できる商品もあります。

ちなみに最初の方で、総量規制による「消費者金融からは年収の3分の1までしか借り入れができない」という規則はアルバイト学生にも適用されます。

いくら消費者金融が限度額800万円と提示していても、たとえば毎月4万円のアルバイト収入の方でしたら、限度額が16万円以上になることはありません。

専業主婦がお金を借りるなら?

本人に収入がない専業主婦がお金を借りる方法なんてあるの?という感じもしますが、実は銀行カードローンがおすすめなんです。

銀行カードローンなら旦那さんの同意書不要で専業主婦本人が借り入れを行うことができます。

実際に銀行に電話して確認してみたところ、配偶者に在籍確認をすることはないし、配偶者の勤務先名も申告不要と回答があった銀行カードローンもありました。

一方、消費者金融は、本人の収入が0円の専業主婦の方は利用することができません。

「配偶者貸付」という配偶者の同意の元にお金を借りることができる仕組みもあるのですが、配偶者貸付を実現するために必要な書類が

・配偶者の同意書
・配偶者との婚姻を証明できる書類
・配偶者の収入証明書(消費者金融から指定があった場合のみ)

となっているので、旦那さんにかなり負担をかけることになります。

また、配偶者貸付はすべての消費者金融が行っているわけではなく、一部の中小消費者金融しか対応していないのが現状です。

なお、配偶者貸付も専業主婦の銀行カードローンも、保証人が必要な商品ではないので旦那さんが保証人になることはありません。その点は安心です。

土日・祝祭日に即日融資を希望するなら?

急いでいる人には消費者金融がピッタリです。

すでに契約をしている状態ならATMからキャッシングすることは可能ですが、ほとんどの銀行カードローンは即日審査・融資に対応していないのです。

消費者金融は大手なら土日・祝祭日でも審査・即日融資に対応しています。

ただし、有人店舗は土日休みになりますので、申し込みはネットや自動契約機(無人契約機)で行う必要があります。

また、審査ができる時間は限られていますし、審査が可能だとしてもあまりにも夜遅い時間だったり会社がお休みだと、在籍確認の電話に出る人がおらず確認がとれないということもあるでしょう。

たとえば、アコムとアイフルは21時までなら審査可能と言われていますが、審査待ちで混雑していると翌日の対応になってしまう可能性も十分に考えられます。

融資を急いでいる人ほど、早め申し込むようにしましょう。

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