カードローンをまとめる【おまとめローンで一本化】

複数の貸金業者からお金を借りてしまい、1か月の間に何回も返済日が来るような状況は辛いですよね。

そういうときには、カードローンを1本にまとめると状況が良くなることがあります。

カードローンをまとめる際に気を付けることや、おまとめローン専用の商品などを解説します。

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カードローンをまとめるってどういうこと?

「カードローンをまとめる」とは複数の貸金業者からの借金を完済するために、別の1社でまとめて借りることです。

例)A社から30万円、B社から20万円、C社から10万円の借入がある場合
⇒D社に60万円借りて、A社、B社、C社の借入分を完済し、今後の返済はD社の60万円だけにする。

複数社からの借入を1社にまとめることから、「おまとめローン」「一本化」と呼ばれています。

おまとめローンのメリット

おまとめローンといっても新規に借金をすることに変わりないので、一見メリットがわかりにくいのですが、おまとめローンにはとても大きなメリットがあるんですよ。

毎月の返済負担が減る

複数社から借り入れをしていると、「元金+利息」を借入件数分だけ毎月支払う必要があります。

例えば、大手消費者金融のアコムで20万円、アイフルで10万円、SMBCモビットから20万円の借入があったとします。

各社の最少返済額で返していくと、毎月

アコム:9,000円
アイフル:4,000円
SMBCモビット:8,000円
合計:21,000円

21,000円が毎月最低でも必要な金額になります。

これをアイフルのおまとめローン専用商品「おまとめMAX」金利15.0%で借り換えた場合、毎月の返済額は8,000円ほどになります。(最少返済額・約定返済額は借入状況により異なる場合があります)

借入残高は同じでも、3社からの借金を一本化するだけで毎月の負担がこんなに大きく変わってくるんです。

毎月の返済回数が減る

3社から借り入れがある場合、当然ながら返済日が月に3回やってきます。給料日を約定返済日に指定していても精神的負担は大きいものです。
おまとめローンで返済日が月1回になるだけでも、気持ちが軽くなりますよ。

金利が下がることで利息の合計が下がることも

これを実現するには条件があるのですが、

・今利用利しているところよりも低金利で借りられる場合
・100万円以上の複数社からの借入を一本化する場合

この2パターンにおいては、金利が下がることが多いです。

特に100万円以上のおまとめローンを行う場合は、確実に金利が15%以下に下がります。

なぜかというと、「利息制限法」により、100万円以上を貸し出す場合の上限金利は15%までと定められているから。

●貸付金に対する上限金利
・元本が100,000円未満の場合は年2割(20%)
・元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合は年1割8分(18%)
・元本が1,000,000円以上の場合は年1割5分(15%)

<参考>:法務省 利息制限法(条文)

100万円以下の場合は18%なので、複数社から金利18%で合計100万円以上をの借入を行っている場合、金利15%の一本化に成功すれば利息を大きく節約することができますね。

おまとめローンは総量規制外

総量規制は年収の3分の1以上の金額を貸してはいけないという貸金業法による規則ですが、おまとめローン商品なら年収の3分の1以上の借入も可能です。

なので、複数社からの借入合計金額が年収の3分の1を超えているような状況が悪い場合でも、おまとめローンなら利用可能です。

例)年収300万円の場合
⇒通常カードローンなら100万円以上の借入は不可
⇒おまとめローンなら100万円以上の借入も可能(返済専用)

総量規制にはいくつかの「例外」があり、そのひとつに「顧客に一方的有利となる借換え」という項目があるんです。

おまとめローンは利用者にとって有利となる借り換えに該当するので、総量規制で決められている年収の3分の1以上の借入も可能となっています。

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おまとめローンのデメリット

良いことが多いおまとめローンですが、デメリットもしっかり確認しておきましょう。

利息の合計が高くなる

金利が下がるのに利息が高くなるって意味がわからないですよね。

これは意外と知られていないことなので、おまとめローンに申し込む前にぜひ知っておいてください。

先ほどの、アコムで20万円、アイフルで10万円、SMBCモビットから20万円、合計50万円を借り入れている例で考えてみましょう。

それぞれを最少返済額で完済した場合の利息合計はこうなります。

業者名(金利) 最少返済額 利息合計
アコム(18%) 9,000円 45,093円
アイフル(18%) 4,000円 26,260円
SMBCモビット(18%) 8,000円 52,540円

※金利は上限金利、最少返済額のみで完済した場合の簡易試算

50万円を完済するための利息の合計は123,893円になります。

これをアイフルの「おまとめMAX」金利15.0%での借り換えで、最大返済回数の120回で完済したとすると金利の合計はなんと467,841円!元金と変わらないくらいの金額になってしまうのです。

この例は極端な例ではありますが、こうなってしまう原因はズバリ毎月の最少返済額が下がって、返済期間が長くなってしまったからなんです。

当然ですが、最少返済額が下がると元金充当分も減ります。それだけ返済期間が長くなってしまい、利息の合計が膨れ上がってしまったんです。

毎月の返済額が減るのは本当に助かるのですが、このおまとめローンのメリットが逆に自分の首を絞めることにもつながることは覚えておいてくださいね。

ちなみに、最少返済額は「約定返済日ごとに必ず返済しないといけない最低限の金額」になるので、最少返済額以上の金額を返済することは可能です。

この繰り上げ返済はどの消費者金融・銀行カードローンでも簡単にできるので、余裕があるときはどんどん追加返済していきましょう。

おまとめに成功しても完済できるとは限らない

せっかくおまとめローンに成功して、金利と毎月の返済額が減ったとしても完済できるかどうかは自分次第です。

おまとめローンで借り換えた金額は返済専用なので、複数社から借り入れを行っている分は完済できるでしょう。(審査次第で満額借りられない場合もあります)

おまとめローンで借入を行った分の返済はありますが、これまでよりもかなり楽になるはずです。

このことから気持ちがついフラついてギャンブルを始めてしまったり、新たな借り入れを行ってしまったという事例もあります。

おまとめローンは債務整理ではないので、それ以降のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠に制限がかかるわけではありません。やろうと思えば新規の借入も可能なんです。

また、A社、B社、C社から借りている合計100万円をD社からのおまとめローンで完済したとします。

そうすると、A社、B社、C社には合計100万円の借入枠が新たに生まれるということになるんです。

追加融資をしないために、完済と同時にA社、B社、C社を解約するくらいの強い気持ちを持っていないと、おまとめローンを利用したことで、もうどうにもならないくらいの多重債務に陥る可能性もまったく低くはないのです。

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おまとめローンの審査は甘い?厳しい?

おまとめローンは多重債務者向けのサービスなので、審査も寛容なのでは?と思えますが、逆に審査は厳しくなる場合が多いです。

なぜかというと、既に複数社から借り入れを行っている人にお金を貸すわけですし、融資金額も高くなってしまうから。貸す方も慎重にならざるを得ないのです。

複数の借入をまとめるといっても借入件数が多いほど不利になるので、3社以上から融資を受けている場合は、いちばん借入残高が少ない1社を完済してからおまとめローンの申し込みをしましょう。

おまとめローン専用商品一覧

おまとめローンは総量規制外になるので、各消費者金融や銀行は通常カードローンとは別におまとめ専用商品を用意しています。

消費者金融のおまとめローン

消費者金融の場合は、おまとめローンといっても上限金利が低くはありません。
実際の金利は審査結果次第となりますが、十分に検討してから契約を行ってくださいね。

アコム 貸金業法に基づく借換え専用ローン

限度額:300万円
金利:実質年利7.7%~18.0%
返済期間:借入日から最長13年7ヵ月
返済回数:2~162回

複数の借入がある方、年収の3分の1以上の借入がある方向けのカードローンです。審査に通った場合、原則、他社への返済はアコムが代理で行います。

アイフル おまとめMAX

限度額:800万円
金利:実質年利3.0%~17.5%
返済期間:最長10年
返済回数:120回

おまとめMAX専用の電話番号が用意されているので相談も可能です。

プロミス おまとめローン

限度額:300万円
金利:実質年利6.3%~17.8%
返済期間:最終借入後最長10年
返済回数:1回~120回

申し込みは店頭窓口か自動契約機(無人契約機)になります。ネット申し込みはできません。

レイクALSA 完済応援プラン(借換えプラン)

限度額:300万円
金利:実質年利13.00%~17.00%
返済期間:最長8年
返済回数: 1~96回

2011年9月30日以前に新生フィナンシャルと契約をした方専用のおまとめローンです。

申し込み方法は電話、契約は自動契約機になります。

なお、レイクALSAの通常カードローンはパート・アルバイトでも申し込み可能ですが、完済応援プランはパート・アルバイトは不可です

銀行のおまとめローン

銀行のおまとめローン商品は、消費者金融と比べると確実に金利が低いです。その分審査も厳しくなりますので、申し込みは慎重に行いましょう。

東京スター銀行 スターワン乗り換えローン(おまとめローン)

限度額:30万円~1000万円
金利:実質年利12.5%
返済期間:最長10年

金利は12.5%固定となります。
審査条件が厳しく、給与所得者の方(正社員・契約社員・派遣社員の方)以外の申し込みは不可なので、パート・アルバイト、自営業者さんは他を検討しましょう。また、給与所得があっても年収200万円以下の場合は利用できません。

オリックスVIPフリーローン 貸金業法に基づくおまとめローン

限度額:800万円
金利:実質年利3.0%~14.5%
返済期間:最長8年
返済回数:96回

ネット申し込み可能。
融資希望額に関わらず、収入証明書の提出が必須となっています。

じぶん銀行 借り換えコース

限度額:100万~800万円
金利:実質年利1.7%~12.5%

じぶん銀行は三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資して設立したインターネット銀行なので、借り換えコースを利用するには、auを利用している必要があります。
また、借り換えコースの最低利用額は100万円となっています。

上限金利が12.5%と低金利なのですがauユーザー以外の方、100万円以下の融資で良い方は別のおまとめローンを検討しましょう。

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