マイカーローンの種類と特徴

車を購入するとなると大きなお金が必要です。現金一括で買うことができればいいのですが、そうもいかないことがほとんどではないでしょうか。

中にはディーラーからマイカーローンを勧められていて検討中の方もいるかもしれませんね。でもディーラーで勧められたからといってすぐにローンを組むのはちょっと待ってください。

マイカーローンは「自動車ローン」「オートローン」と呼ばれることもあり、ディーラーだけでなく銀行などでも扱われています。

マイカーローンにもいろいろな種類があり、仕組みや金利、車の所有権が誰になるのかも違ってくるのです。

マイカーローンには大きく分けて「銀行系」のマイカーローンと「信販系」のマイカーローンの2種類があります。ローンを組む前にマイカーローンの種類や特徴についてこの記事で勉強しておきましょう。

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銀行系のマイカーローンの特徴

銀行系マイカーローンは、銀行、信用金庫、JA、労働金庫、が取り扱っています。信販系マイカーローンに比べると金利が安いというメリットがありますが、審査が厳しく、手続きは金融機関に出向いて行ったりと手間がかかるといったデメリットがあります。

銀行系マイカーローンは、銀行などの金融機関からお金を借りて車を購入し、金融機関にお金を返していくというスタイルなので車の所有権(名義)は自分になります。銀行、信用金庫、JAバンク、労働金庫があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

メガバンク・地方銀行のマイカーローンの特徴

お金を借りるなら銀行で借りるのが堅実…というイメージの方も多いと思います。ひとことで銀行といってもたくさんの銀行があり、どこの銀行がいいのかわからないということもあるのではないでしょうか。銀行のマイカーローンの特徴をメガバンク(都市銀行)と地方銀行にわけてご紹介します。

メガバンクのマイカーローン

まずは、三大メガバンクが扱っているマイカーローンについてご紹介します。

三代メガバンクのひとつでもある三菱UFJ銀行では「ネットDEマイカーローン」という商品を提供しています。

変動金利で500万円超えの借入だと金利が1.72%、200万円超~500万円未満の借入では金利が2.5%となっています。2018年5月現在のこの金利はキャンペーン中の金利のようです。(以降ご紹介するキャンペーン情報や金利についても2018年5月現在のものになります)

ネットで申し込むことができ、事前審査は即日回答が来るというスピーディーさに加え、繰り上げ返済手数料は無料、保証料や分割手数料も金利に込みになっているので安心感があります。借り換えもOKのようです。

参考:http://www.bk.mufg.jp/kariru/mycar/

もうひとつ、三井住友銀行でもマイカーローンを提供しています。ネット申し込みだけでなく、ローン契約機や電話での申込みも可能です。金利は変動金利で4.475%と三菱UFJ銀行よりも高いですが、住宅ローンを三井住友銀行で借りている方は金利優遇が受けられます。

保証料は金利に込みになっており、分割手数料がかからないところも三菱UFJ銀行と同じですが、三井住友銀行では繰り上げ返済の際に5400円が必要になります。

参考:http://www.smbc.co.jp/kojin/mokuteki_loan/car/index02.html

みずほ銀行はマイカーローンの取扱を停止しており、マイカーローンを希望すると多目的ローン(フリーローン)のほうを検討するよう勧められるようです。

メガバンクのマイカーローンは金利が安く、全国どこからでも申込みが可能です。申込み条件は三菱UFJ銀行の場合、安定した収入があるというだけでなく勤続年数が1年以上あるという条件がありますので、働き始めたばかりという方や転職したばかりという方では申込みができません。

こうしたちょっとした条件の厳しさからも審査の厳しさが窺えます。また、今回例に出したように同じメガバンクであっても、金利やその他の費用に差があるのでメガバンクのマイカーローンに申し込む際でも金利を比較したほうがよさそうです。

地方銀行のマイカーローン

地方銀行のマイカーローンであってもネットでの申込みが可能であったりと手続きに関してはメガバンクと大差がなさそうです。

しかし、メガバンクのマイカーローンと異なり、地方銀行は利用できる人の条件として地方銀行の取扱店の営業エリア内に住んでいるか勤務していないといけないといった制約があります。

メガバンクでは営業エリアを気にすることなく申し込むことができますが、条件のよい地方銀行が見つかっても勤務先や住まいが営業エリア外だと申し込むことができません。

そのかわりといってはなんですが、地元密着であることから給与口座などを持っていたり、地元の優良企業に勤めていたりすると審査に多少の融通を聞かせてくれることもあるようです。(必ずしも審査が易しくなったり融通がきくというわけではありません。)

また、金利優遇条件に当てはまればメガバンクよりも低い金利でお金を借りることができそうです。

地方銀行のマイカーローンの例を2つほどご紹介します。

まずは神奈川銀行「新オートローン」。固定金利と変動金利が選択できます。変動金利は年1.3%~と、とても低い金利で借りることが可能です。

次に、関西アーバン銀行マイカーローンです。同じく固定金利と変動金利が選択できます。

変動金利で金利優遇キャンペーンの対象になる方は年1.4%~、対象にならなくても1.9%~と低い金利で借り入れることが可能です。

また、固定金利の場合でも返済年数が5年以内であれば金利が低くなります。また、がん保証付き団体信用生命保険に加入するプランも提供されています。

メガバンクに比べると金利タイプが選べたり、金利が低かったり、独自のプランがあるなどマイカーローンの内容に柔軟性があるように感じますね。

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信用金庫のマイカーローンの特徴

信用金庫も金利優遇条件が多く、メガバンクのマイカーローンよりも低い金利でお金を借りることができるかもしれませんが、営業エリア内に住んでいるか勤務していなければ申し込みできないなど地方銀行と共通した特徴があります。

金利も変動金利で1.5%くらいからと地方銀行と同水準ですが、金利タイプは変動金利を採用している場合がほとんどです。

店頭表示金利はやや高めでも、口座やカードローン、クレジット、クレジットETCを持っているか、借入金額が一定額以上といった条件で金利が優遇されることが多いようです。

正直なところ、こうした項目での金利優遇は金融機関問わずよくあるはなしですが、信用金庫では18歳未満の子どもがいる、ラインでお友達登録をする、ゴールド免許である、エコカーの購入…といったことによっても金利が優遇される場合があります。

こうした金利優遇項目はメガバンクや地方銀行ではなかなかみられないのではないでしょうか。

信用金庫のマイカーローンのデメリットとしては、保証会社の保証を受けられないと他の信用金庫でも同様の結果になるということです。

マイカーローンに申し込む条件としてメガバンクも地方銀行も「保証会社の保証を受けることができる」という条件が挙げられており、信用金庫も同じ条件を申し込み条件の項目にいれています。

信用金庫は全国の信用金庫が共同で出資している保証会社(しんきん保証基金)を利用しているので、しんきん保証基金から保証が受けられない場合、どの信用金庫をあたっても基本的には保証会社(しんきん保証基金)からの保証が受けられないという理由で申し込みができません。

ただし、信用金庫であっても足立成和信用金庫のように「しんきんマイカーローン」と「あだちせいわマイカーローン」という2種類のマイカーローンを提供している場合もあります。

「しんきんマイカーローン」は保証会社がしんきん保証基金ですが、「あだちせいわマイカーローン」の保証会社は株式会社オリエントコーポレーションと、異なる保証会社になっています。

仮に、しんきん保証基金を保証会社とするマイカーローンは断られたとしても、信用金庫が独自で異なる保証会社を利用したマイカーローンを提供している場合はそちらを利用することは可能かもしれません。

ちなみに、足立成和信用金庫の「しんきんマイカーローン」は変動金利ですが、「あだちせいわマイカーローン」は固定金利と金利のタイプが異なります。信用金庫のマイカーローンは変動金利が多いですが、固定金利のマイカーローンも全く無いというわけではありませんでした。

参考:http://www.adachiseiwa.co.jp/kojin/kariru/mycar/

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JAのマイカーローンの特徴

JAというと産直市場などのイメージが強い方も多いのではないでしょうか。JAは、本来、農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。

組合の事業としては、営農指導、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売など行っています。JAの産直市場などを利用したことがある方は共同販売のイメージがつきやすいかもしれません。

ただ、JAはそうした農業に関する事業だけでなく、信用事業として組合員などから貯金等を預かり、それを原資として貸し出すといったことも行っています。 JA・JA信連・農林中央金庫により構成された「JAバンク」では、各種金融サービスを行っており、マイカーローンも提供しています。

「JAバンク(地域名)」といった名称でみなさんの地域でみかけたことがあるかもしれません。なので、「JAバンク東京」「JAバンク大阪」など各地域ごとにJAバンクがある形になっています。

全国にあるJAバンクですが、JAバンクならどこのJAバンクでマイカーローンを借りても同じというわけではありません。JAバンクによって取り扱っているマイカーローンの数や、同じ種類のマイカーローンであってもJAバンクごとに申し込み条件が異なってくることがあります。

たとえば、JAバンク大阪の場合
・JAマイカーローン
・JAマイカーローン(全国農協保証センター保証型)
・JAマイカーローン(三菱UFJニコス保証型)
という3種類のマイカーローンを提供しています。

JAバンクで提供しているマイカーローンはだいたいこの3種類になりますが、すべてのJAバンクがこの3種類を扱っているわけではありません。

現に、JAバンクあいちではJAマイカーローンとJAマイカーローン(三菱UFJニコス保証型)の2種類の取扱となっています。

参考:http://www.jabank.aichishinren.or.jp/loan/mycar.html

この3つのマイカーローンはそれぞれ申し込み条件も異なるのですが、おおまかにいえばJAマイカーローンはJA組合員向け、全国農協保証センター保証型や三菱UFJニコス保証型は非組合員向けとなっています。

同じJA組合員向けJAマイカーローンであっても、申込み条件が若干異なることもあります。例えば、勤続年数は問わないJAバンクもありますし、勤続年数も申込み条件に入れるなどメガバンク並の申込み条件の厳しさがあります。

そのかわり金利も全国のJAバンクが一律というわけではなく、多少の差がJAバンクごとにあります。

金利や金利優遇条件についてはネットでは公開されていないことが多く直接問い合わせるようホームページに書かれていることも少くありません。

ただし、一部のJAでは金利や金利優遇条件をホームページで公開しているのでその一例をご紹介します。

まずはJA広島です。金利は、固定金利で0.8%~1.7%です。金利優遇条件をすべて満たせば固定金利で1%を切る金利の低さは魅力的ですが、保証料が別に必要になっています。

保証料として金利がどの程度上乗せされるかわからないのが心配ですが、仮に1%上乗せされたとしても比較的安い金利ということができそうですね。

参考:http://www.ja-hiroshimashi.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/04/8d669225f0b0f9a378a62f949681e078.png

つぎにJA福山市の例をみてみましょう。金利は固定金利で1.2%~1.7%です。こちらも保証料は別途必要になりますが、保証料は金利に0.6~0.79%上乗せされると具体的な数値が記載されていました。固定金利1.7%で保証料に0.79%上乗せされたとしても2.49%ということになります。

参考:http://www.jafukuyama.or.jp/l_car.html

つぎに保証料がすでに金利に入っているパターンをご紹介します。JAバンク神奈川では固定金利、保証料込みで1.75%~3.30%です。3.30%になってしまうと少し高いかもと思ってしまいますが、金利優遇条件にすべて当てはまると保証料込みで1.75%と低い金利で借りることができます。

参考:http://www.jabank-kanagawa.jp/info/tokutoku_mycar.html

また、JAバンク遠州中央では、保証料を一括で払うか分割で払うか、返済期間を何年にするかによって金利が変わってきています。
固定金利で優遇条件適用前の金利が
保証料一括払い返済期間5年以内…年0.75%~2.10%
保証料一括払い返済期間5年超10年以内…年1.05%~2.40%
保証料分割払い返済期間5年以内…年1.55%~2.90%
保証料分割払い返済期間5年超10年以内…年1.85%~3.20%
となっています。保証料を一括で払うと金利が安くなってお得ですね。

参考:http://jaenchu.ja-shizuoka.or.jp/business/bank/car-loan/

JAバンクごとにマイカーローンの種類や内容が異なることがおわかりいただけたと思います。

JAバンクの金利や金利優遇条件、保証料が込みなのか別なのかは各JAバンクごとに異なっています。

申込み条件もJAバンクごとに少しずつ違っているのでマイカーローンを借りたくてJAバンクも検討したいという場合は、まずはJAバンクに問い合わせることからはじめなくてはなりません。

金利優遇条件に関しては、他の金融機関と同じようにJAの組合員であったり、口座を持っていたり、給与振込口座に指定していたり、住宅ローンなどすでにJAバンクで借入があるなどの条件で金利が引き下げられる傾向があり、JA系列のサービスをよく利用している人ほど金利優遇条件に当てはまりやすそうです。

<参考>
https://org.ja-group.jp/about/ja
http://www.jabankosaka.or.jp/ja/kariru/mycar/
http://www.jabank.aichishinren.or.jp/loan/mycar.html#anchor01

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労働金庫のマイカーローンの特徴

労働金庫(ろうきん)は、労働組合や生活協同組合の仲間出資して作っている協同組織の金融機関です。JAが農家のためのものなら、ろうきんは労働者のためのものというイメージです。

労働金庫も地域ごとに別れており、中央労働金庫(関東)、東海労働金庫、近畿労働金庫、四国労働金庫といった地域ごとの労働金庫や、新潟県労働金庫、長野県労働金庫、静岡県労働金庫といったように県単位での労働金庫もあります。

具体的な労働金庫のマイカーローンについてご紹介していきます。

まずは、東北労働金庫のマイカーローンを見てみましょう。

団体会員の場合は変動で2.125(非会員は2.625%)、固定5年以内で会員が1.950%(非会員2.450%)、固定5年超え7年以内は2.350%(非会員2.850%)、固定7年超え10年以内で会員が2.650%(非会員3.150%)となっています。

会員か非会員か、固定の場合は年数によって金利が変わります。非会員の場合だいたい0.5%程度上乗せされるようです。保証料は非会員も会員も込みになっています。

参考:https://www.tohoku-rokin.or.jp/rate/rate2.html

次に中央労働金庫のマイカーローンについて見てみましょう。

中央労働金庫のマイカーローンは、

・団体会員の構成員:中央労働金庫に出資している労働組合や国家公務員・地方公務員等の団体や勤労者のための福利共済活動を目的とする団体で一定の条件を満たす方
・生協会員の組合員および同一生計家族:中央労働金庫に出資している生協のうち、生協組合員融資制度を導入している生協の組合員および同一生計家族の方
・それ以外の一般の勤労者:関東1都7県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)に住んでいるか勤務しており、団体会員の構成員の方、生協会員の組合員および同一生計家族の方のいずれにも該当しない方

という区分に分かれており、それぞれ変動金利の金利と固定金利の金利が設定されています。
団体会員の構成員の場合、変動金利で2.400%、固定金利で2.900%です。

生協会員の組合員および同一生計家族は、変動金利で2.600%、固定金利で3.100%です。それ以外の一般の勤労者は変動金利で3.675%、固定金利で3.900%です。

保証料は込みになっていて、繰り上げ返済も無料です。

参考:http://chuo.rokin.com/loan/car_loan/

以上2つの労働金庫の例を紹介しました。

労働金庫によって若干の違いはありますが、労働金庫は労働金庫の構成員(会員)かどうかが低い金利で借りるポイントといえるでしょう。

JAや信用金庫のようにいろいろな優遇条件はありませんが、保証料も込みになっていますし、シンプルでわかりやすいという特徴があります。

申込み条件に関しては、勤続年数や年収まで問われる少し厳しめの労働金庫と特に申し込みの条件の段階では勤続年数も年収も問わない労働金庫もあります。

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信販系マイカーローンの特徴(ディーラー)

信販会社から直接借りるのは信販系と想像がつきやすいですが、カーディーラーから借りるいわゆるディーラーローンと呼ばれるものも信販系です。

ディーラーでお金を貸してくれているわけではなく、実はカーディーラーと提携している信販会が車の費用をディーラーに払ってくれているという仕組みになってるからです。

もともと信販会社というのは、登録割賦購入あつせん業者を指しています。消費者の信用に基づいて立替払いを行ってくれる会社で、クレジットカードなどを発行している業者も多いです。

ディーラー「ローン」という言い方が一般的ですが、本来の意味としてはローン(消費者がお金を借りる)ではなくクレジット(信販会社がお金を立て替える)といったほうが正確です。

信販会社は信用販売で金利手数料を取ることができるため、カーディーラーが消費者にディーラーローンを組ませ、提携している信販会社を紹介して契約を結びつけることで金利手数料の一部はカーディーラーにインセンティブとして入る仕組みになっているようです。

そうした理由から、もともと銀行系に比べると信販系の金利は高めに設定されているのですが、ディーラーではさらに金利が上乗せされていることが多いため、銀行系の金利との差は大きくなります。

ただ、モデルチェンジ前の在庫処分などの理由から特定の車種について金利引き下げのキャンペーンを行っていたり、連帯保証人不要のローンで連帯保証人をつけるから金利を安くしてほしい、車の価格を交渉する代わりに金利を下げてほしいなど交渉することで金利を下げてもらうことも可能な場合もあるようです。

必ず交渉がうまくいくとは限りませんが、少なくとも銀行系よりはディーラーや担当者によっては柔軟に対処してくれる可能性が高いといえるでしょう。

信販系のマイカーローンのメリットとしては、銀行系に比べると審査が簡単で、ディーラーローンに関しては車の手続きと同時にローンの手続きをすることができるので、土日であっても申し込みが可能です。

平日の限られた時間にしか営業していない金融機関に足を運ぶ必要はありません。審査も銀行系に比べると簡単で銀行よりも審査基準がやさしくスピーディーというよさがあります。

こうしたメリットがある一方で、デメリットもあります。
まず、審査が簡単で銀行よりも通りやすいというメリットですが、これは裏返すとデメリットでもあります。

審査を通りやすくするとお金を貸す側は貸したお金を回収できなくなるリスクが高くなり、それに対して備える必要が出てきます。

それが、金利の高さにつながっているとも考えられます。そして何より、車の所有権が信販会社にあるからこそ審査を易しくできるのではないでしょうか。

車を買ったのに所有権が自分にないことに驚くかもしれませんが、あくまでお金を一括で払って車を買い上げたのは信販会社ということになるので、所有権は自分ではなく信販会社ということになります。

万が一、返済が滞った場合には、信販会社(ディーラー)は車を没収して売却することが可能なのです。いわば車が担保になっているようなものですね。

車の所有権が自分にないということでどのような影響があるのでしょうか。たとえば車を売却しようと思ったとき、自分名義の車ではないので、ローンを返済するまでは車を売ることはできません。もし車を売りたくなったら一括でローンを返済する必要がでてきます。

アドオン方式に要注意

信販系のマイカーローンでは銀行の実質年利とは異なるアドオン方式を採用している場合があります。

金利が思いの外安いと思ったら実質年利ではなくアドオン方式で、実質年利よりも総支払額が実際には高かったというパターンもあるようです。

では、実質年利とアドオン方式とは何が違うのでしょうか。そもそもアドオン方式とはどういうものなのかについて解説します。

まず、実質年利は銀行などでよく使われています。

一般的に私達が金利や年利といった言葉から思い浮かべるのも実質年利のほうだと思います。
実質年利は、借入残高と借入期間に応じて利息(利息=借入残高×年率÷365日×借入日数)が計算されます。返済する食べに借入残高は減っていくので、利息も減っていきます。

一方、アドオン方式では利息を先に計算します。支払回数に応じてアドオン率を定め、借入元金にアドオン率を掛けることで利息の合計額を算出します。そして、元金と利息の合計額を足した額を返済回数で割り、毎月の返済額を計算します。

実質年利では残高に対して利息を計算しますが、アドオン方式では最初に借り入れる金額に対して利息を計算するので、実質年利のように利息が減るということがありません。

その結果、実質年利よりも総支払額が高くなるといったことが起こるのです。

現在、アドオン率のみの表記は禁止されており、実質年利を併記しなくてはならないというルールがあります。

ディーラーローンなど信販系のマイカーローンを利用する予定のある方は、目にしている金利が実質年利なのかアドオン率なのかを見極めるようにしましょう。

実質年利とアドオン率を混同してしまうと、自分が思っていた総支払額と実際の総支払額が違ってきてしまうので気をつけましょう。総支払額がいくらになるのか、信販会社やディーラーの方と一緒に計算するようにするのも勘違いを防ぐポイントです。

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マイカーローンの種類と特徴「まとめ」

マイカーローンには、銀行系(銀行、信用金庫、JA、労働金庫で借りるもの)と信販系(信販会社やディーラーで借りるもの)があるということをご紹介しました。

銀行系を選ぶメリットとして金利が安いことが挙げられますが、その反面、審査が厳しかったり基本的には金融機関に出向いて手続きを進めていかなくてはならなかったりというデメリットもあります。

一方、信販系は殆どの場合車を購入するのと同時に販売店で手続きが完結し金融機関に出向くといった手間はかからずに済みます。審査も銀行系と比べると簡易で借りやすく、銀行系よりは融通がききやすいというメリットもあります。

しかし、それが金利の高さにつながっているという側面もあります。また、利息については実質年利なのかアドオン方式なのかについてもきちんと確認しておく必要があります。

車の名義(所有権)に関しては、銀行系でマイカーローンを組む場合、自分が銀行からお金を借りて車を買うので自分のものになりますが、信販系の場合、信販会社が車を買って信販会社にお金を返していくというスタイルになりますので、名義(所有権)は信販会社のものになります。

そもそも信販系のマイカーローンは、ローンという名称が広く使われているものの、厳密にはローンではなくクレジット形式の取引であるということを頭にいれておくようにしましょう。

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